yutakarlson104さんへの返事です。

元エントリこちらです
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080318/1205841425

実は某水産大学出身だったりしますw

漁業資源に関しては、当時は栽培漁業という言葉が使われていました。稚魚などを放流して漁獲高が減らないようにしようと言うものです。ただ生態系維持の観点からこれを批判する人もいました。漁獲高は海にいる魚の量により増えたり減ったりしますが、結局この増減の理由も分からんという事でした。

それと漁業資源は早く取ったもの勝ちなので、農業のように自分の土地だから自分のものという考えが成り立たないと言う問題がありました。そうすると人間とは浅ましいもので自由に競争すると皆一番良い漁場に行ってしまい、そんなに集まるぐらいなら二番目にいい漁場に行った方が獲れるのに…という状態になってしまうと言う事が起こるそうです。また乱獲を防ぐために港を早く出過ぎないように時間を決めたりするのですが、そうするとギリギリまで金を出して、必要以上に高速がでるエンジンを積んだりして漁場に早くたどり着こうとする競争になってしまうそうです。

じゃぁ競争を止めよう。どれだけ獲っても支払われる金額は同じとしてしまうと、今度は怠ける人がいると、資本主義、共産主義の縮図のような事がおこります。まぁ程よくインセンティブを与えると言う方法が良いようですが。

また大漁貧乏と言う言葉もあります。魚が獲れすぎて値崩れすると言うものです。でも値崩れしても結局一番取った人がやはり一番金を多く得られるならば、人はそれでも獲ります。

あと確かに海は広大ですが、海の真ん中の海底に日光も届かないようなところで、そう魚がとれるかというと、無理なような気もします。

ところで海洋牧場というと何かしらの組織を作ってそのなかで役割を決めて働くという感じになるのでしょうか。ただなぜ漁獲高が増減するかも分からないという世界にどういう組織なら向いているのかなという疑問はありますね。大学では協同組合が良いんだと言う説を唱えてる人がいましたが、どういう説だったか忘れてしまいましたw

あとは病気の問題。水は空気より病気を媒介する力が強いので、色々と問題がありそうです。

まぁ僕も何度か書いてますが、鯨は別に獲りすぎでなければとってもいいと思うんですよね。今の穀物の高騰等にそれで対応出来るかは分かりませんが。

あと鉱物資源に関しては、まだこれから調査と言う世界ですよね。でも僕も何度か書いてますが、北極海南沙諸島、そして東シナ海など早くも問題になっている気がします。まぁ今の人間には破滅的な世界大戦は避けたいという気持ちはあるでしょうから、その中での争いなら、今までのものに比べればかわいいものなのかもしれませんが。

ブログの方はちょっとだけ読ませていただきましたが、まぁ昔を思い出してこんな感じで書いて見ましたが、どうでしょう?