独首相、イスラエル国会で贖罪=パレスチナ訪問せず失望の声

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080319-00000077-jij-int

 【エルサレム19日時事】メルケル・ドイツ首相は16日から18日まで、イスラエルを訪問した。同首相はイスラエルが今年建国60年を迎えるのを踏まえ、建国の大きな誘因となったナチス・ドイツによるホロコーストユダヤ人大虐殺)について「ドイツ人の恥辱だ」と贖罪(しょくざい)意識を率直に表明した。

 メルケル首相は18日、イスラエル国会で演説し、核開発を続けるイランやパレスチナ自治区ガザからイスラエルへのロケット弾攻撃を非難。「ドイツは常にイスラエルと共にある」と強調したのに対し、オルメルトイスラエル首相はこの姿勢を高く評価した。

 メルケル首相は今回、パレスチナ自治区を訪れなかった。米国など国際社会が、最近浮上したヨルダン川西岸のユダヤ人入植地拡大計画について「中東和平交渉の障害になる」と憂慮する中、イスラエルへの配慮を際立たせた同首相について、パレスチナ側では「仲介努力を放棄している」と失望の声が上がった。

【関連用語】「ガザ地区
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チベットばっかり取り上げててもアレなので、他の地域も。独首相は東ドイツ出身で、人権問題には熱心と読んでいたのですが、中東和平会議を成功に導くようなポーズとしてでもパレスチナに行かなくて良かったんでしょうか。

まぁドイツが下手に出て行っても問題がややこしくなるだけという考えもあるんでしょうか。謝罪すら拒否する人たちがいるわけですからね↓

<ドイツ>メルケル首相 イスラエルで異例の国会演説へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080314-00000022-mai-int

 【ベルリン小谷守彦】ドイツのメルケル首相は16日からイスラエルを訪問する。最終日の18日には国会(クネセト)で独首相として初めて演説し、ナチス時代のユダヤ人大虐殺(ホロコースト)について改めて謝罪する見通し。イスラエル国会での外国要人の演説は、これまで大統領など国家元首にしか認められていなかったが、「イスラエルとの特別な関係」を望むドイツ側の要請に応じ、国会の規則を変更した。

 ただし、議員の一部は首相がドイツ語で演説することに反発、「ドイツ語は虐殺された祖父母らが最期に聞いた言葉であり、処刑を命令した言葉だ」とボイコットを表明している。

 独政府高官によると、メルケル首相の訪問は、イスラエル建国60周年に合わせ両国が今年から年1回の政府間協議を始めるためのもの。独側は先端技術開発のほか多方面での協力を期待しており、閣僚7人が同伴するなど「まったく特別な外遊」(同高官)と位置付けている。

 イスラエル国会では00年、ドイツ首脳として初めてラウ大統領(当時)が演説し、ホロコーストを謝罪。05年にもケーラー現大統領が同様の演説を行った。いずれも一部の国会議員がドイツ語での演説に反発し、議場から退席している。

ドイツは謝罪するだけで精一杯ですかね。