中国人はいったん敵と決めた相手とは交渉しないらしい。

まぁチベット関連のエントリを書いてる人は数え切れないくらいいるでしょうから、目に付いたものをいくつか。
中国外交、チベット問題でピンチに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080326-00000956-san-int

 【北京=矢板明夫】中国のチベット自治区で今月中旬に騒乱が起きて以後、世界各国から中国指導部に対し、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世との直接対話を求める意見が相次ぐなか、中国はチベットに対する強硬な姿勢を崩していない。今後も対話拒否を続ければ、各国から北京五輪ボイコットを求める声が一段と強まるだけでなく、西側諸国と協調路線をとりつつ国内問題の解決に専念したい、胡錦濤政権の外交方針そのものにも影響が出る可能性が浮上している。

 ライス米国務長官は24日、チベット問題について「対話が唯一持続可能な対策だ」と発言。翌25日、英外務省は世界の人権状況をまとめた年次報告書を公表し、「中国政府がダライ・ラマと前提なしに対話を行うことが最善だ」と強調した。

 フランスのサルコジ大統領も25日、「中国指導部の良心に訴えたい。私は対話が始まるよう望んでおり、中国当局の対応をみて、こちらも対応する」と語り、五輪開会式に参加しない可能性をほのめかした。

 こうした国際社会の「対話」を求める大合唱に対し、中国外務省は25日の会見で、秦剛報道官は「ダライ集団の真の姿を見極め、事の是非を判断してもらいたい」と語り、国際社会に対し中国立場の理解を求めた。しかし、「ダライ集団の真の姿」を示す具体的な証拠を示さなかった。

 ダライ・ラマは90年代以後「チベットの独立ではなく、高度の自治を求める方針」を再三に強調している。しかし、中国は彼をを「分離主義者」と決めつけ、全く接触しようとしない。中国には古くから「漢賊は両立せず(正義と悪は一緒には存在しない)」との故事があり、いったん敵と決めた相手とは交渉しないことが基本だ。

 ダライ・ラマに限らず、中国は、靖国神社を参拝し続けた小泉純一郎元首相に対し、日中間の首脳交流を中止した。台湾の李登輝元総統を「台湾独立分子」と一方的に決めつけて、対話せず、徹底的に攻撃したのも、こうした考えからだ。

 夏の五輪まで、胡錦濤訪日や洞爺湖サミットなどの外交日程を控えている。対話拒否を続けば、各国による批判がますます高まり、五輪開幕式不参加の指導者も増える可能性もある。

 ダライ・ラマとの対話開始に踏み切れるか、胡錦濤指導部の対応が注目される。

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これ確か黄文雄氏も同じ様な事を書いていたような気がします。

だったかな。うろ覚えですが、中国人は日本との和平交渉を拒みいつまでたっても日中戦争が終わらなかったと言う話だったと思いましたが、中国人は和平は国を分けることにつながるから嫌うとかで、最後まで勝ち残ったものが天に選ばれたと言って皇帝になるという歴史が続いていたそうな。

まぁともかくチベット問題の解決は遠いと言う事ですね。