チベットはイラクやアフガニスタンより危険か?

チベット・ラサ取材、数社だけ 中国外務省招待
http://www.asahi.com/international/update/0325/TKY200803250486.html

 中国外務省が外国報道機関数社にチベット自治区ラサへの取材ツアー参加を打診し、米国や日本、韓国、香港などのメディアから記者十数人が26日から2泊3日の予定でラサに向かうことになった。これに対し、25日の定例会見で各国記者から取材の「全面開放」を求める意見や質問が相次いだ。

 同省の秦剛副報道局長は「一部のメディアの記者を組織し、暴徒が破壊や焼き打ちをした現場への取材をアレンジする」と紹介。「ラサは平静を取り戻したが、記者の安全確保」のため人数を制限したと説明した。

 これに対し、「多くの記者がアフガニスタンイラクで取材している。チベットはそんなに危険か」「どんな基準で数社を選んだのか」など質問が相次いだ。

 取材団には米国のAP通信、日本の共同通信、韓国のKBSテレビ、中国当局と関係の深い香港のフェニックステレビなどが選ばれた。

たしかにおっしゃる事ごもっともです。中国側の返事は
ラサ取材、当局指名の外国メディアが現地入りへ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080325-00000043-yom-int
読売新聞に答えがあります。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080325-OYT1T00528.htm

 【北京=牧野田亨】中国外務省の秦剛・副報道局長は25日の定例記者会見で、当局側が指名した十数人の外国メディア取材団が26日からチベット自治区ラサに入り、大規模暴動の実態取材を行うと発表した。

 ただ、地元当局が取材先を決めることになっており、自由な取材は難しそうな見通し。

 秦副報道局長は「当局が破壊された建物や暴動による被害者、負傷者の取材を設定するだろう」と述べた。関係者によると、参加するのは米国のAP通信、日本の共同通信社などで、取材期間は28日までの3日間。

 中国当局は、取材団以外の外国人記者がラサに入ることは禁止している。会見では「どのような基準で報道機関を選んだのか」「ラサはそれほど危険なのか」などの質問が続いた。

 秦副報道局長は「(立ち入り禁止は)記者の安全確保と、関係部門による法の執行、秩序維持のために必要だ」と説明した。
(2008年3月26日01時36分 読売新聞)

たしかに中国の体制を維持するためには必要なのかもしれませんが、そこまでしないと維持できない体制なんか滅んでしまえと思いますけどね。