<コソボ>憲法制定 少数民族へ配慮

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080409-00000131-mai-int

 【ウィーン中尾卓司】セルビアから独立を宣言したコソボ議会は9日、国家としての新しい憲法を採択した。コソボは今も国連の暫定統治下にあり、憲法が発効する6月15日にその権限を受け継ぎ、独立国家としての体制を整える。一方、2月17日の独立宣言の後、コソボを国家として承認したのは、欧州連合(EU)加盟の18カ国、米国、日本など計36カ国にとどまっている。

 新憲法は前文で「あらゆる市民の権利を認め、自由と法の下の平等を保障する国家である」と宣言した。人口約200万人のコソボでは、アルバニア系住民が9割を占めており、新憲法は、セルビア系住民など少数派への配慮をにじませた。

 セイディウ大統領は憲法採択後、「今日は独立宣言の後、最も重要な1日になった」と語った。

 今後、EUが国連に代わって、外交や司法・警察などの分野で、国家建設を支える見通しだ。しかし、セルビアは今も「コソボはわが国固有の領土」と主張し、コソボ独立に反発を強めている。

一度コソボ承認国名を全部まとめたかったんですけど、ちょっと暇がありませんでした。36カ国が承認なんですね。セルビア系も最初は反発してましたが、この憲法で少しでも収まればいいのですが。