チベット観光、5月再開取り消し=中国

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080412-00000090-jij-int

 【北京12日時事】中国チベット自治区の観光局は、ラサの大規模暴動で停止していた国内外の観光客受け入れについて、5月1日から再開するとの決定を取り消し、旅行会社に通知したもようだ。米政府系放送局「ラジオ自由アジア」(電子版)が12日、報じた。

 報道によると、通知を受けた旅行業者は「(5月に自治区に入る)北京五輪聖火リレーの安全な通過を保証するのが目的」と話しているという。

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4/3にはこういう↓報道があったのですが、取り消しですか。
チベット観光、5月1日に再開か 自治区幹部が意向
http://www.asahi.com/international/update/0403/TKY200804030339.html

 【北京=藤原秀人】新華社通信によると、中国チベット自治区観光局のザノ副局長は3日、「5月1日からチベットが国内外の観光客に再び開放される」と語った。3月14日の騒乱後認めていなかった外国人のチベット観光を再開する意向を示したもので、団体客だけでなく、個人旅行者も「歓迎する」と述べた。

 張慶黎・同自治区共産党委員会書記も2日、ラサ騒乱対策会議で「5月1日からのメーデー休暇までに、内外の観光客を迎えることのできる開放的なイメージと良好な環境を確保しなければならない」と話していた。

 一方、チベット日報(電子版)によると、ラサ市の王向明・党委副書記は2日、観光業者との会議で「事件に加わった800人以上を捕らえ、280人以上が出頭した。5月1日以前に審判を終える」と話した。また同氏は大規模な事件は今後起きないと予測、ラサを訪れる観光客数の目標を去年より約2割増の330万人に据えた。

の5/1以前に審判を終える、もしくは大規模な事件は今後起きないのどちらかが、予想通り行かなかったのでしょうか。

ところで、外国メディアがラサを取材する許可はめったに下りないと言う事だったのですが、観光客は入れるのかと思うかとも思いますが、
人権活動家・胡佳氏に懲役3年6月=言論活動で国家転覆扇動罪−中国
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080403/1207242307

憂鬱なる北京五輪後の中国 野口東秀
でも

 「外国人記者も、当然監視の対象になっている」と、中国政府筋から言われたことがある。その筋は「程度の問題もあるが」としてこう話した。

 「党中央指導者(引退者含む)に対する個人批判と動静の暴露、内部文書に基づく高度な軍事情報の暴露、台湾独立の宣伝、身分を偽った取材はやめた方がいい

とあったので、観光客を偽ったラサへの取材は監視にばれれば危険なんでしょうね。