【香港】マカオはアジアで最も豊か？市民生活は困窮

中国

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080414-00000100-nna-int

　マカオは、昨年の一人あたり域内総生産（GDP）が3万6,357米ドルとなり、香港やシンガポール、日本を抜いてアジアで最も裕福な地域となった。しかし、現実の市民生活は、統計数字が表す姿とはかけ離れているようだ。

　11日付文匯報によると、マカオ市民の生活実態は、インフレ加速と不動産価格の上昇で、住みにくさが増している。マカオ人の陳さんは、育ち盛りの子供に食べさせいがために、マカオでは値上がりが激しすぎる豚肉を珠海からこっそりハンドキャリーで持ち込む毎日。昨年の観光物価指数上昇率は9.5％と、雑貨の値段や飲食費もかさむ。茶餐廳（大衆レストラン）での週末の朝食は、香港なら20HKドル（約262円）強でメニューも豊富だが、マカオではワンタンめん1 杯で30マカオパタカ（約375円）以上取られることもあるという。

　域外からの不動産投資で家賃も急上昇。公務員の唐さんは、家族が、騒々しくなったマカオから珠海へ移住。給与を生活費のために人民元と交換する際に、元高による交換レート悪化で、せっかくの昇給の恩恵を受けきれない。

　カジノと観光にわく影で、市民の実質的な豊かさが奪われているようだ。

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マカオや香港については、ちょっと前もリンク貼った気がしますが、こちらからどうぞ。
■経済自由度指数：韓国41位、日本は17位
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080117/1200574413