観光商品になったウイグルの王

http://www.chosunonline.com/article/20080429000034

 中国西部の新疆ウイグル自治区クチャには、地元王族の12代孫に当たるダウド・メスト氏が住んでいる。彼はかつてウイグル人が敬愛する王だったが、今は200元(約2970円)の入場券を買えば会える「観光商品」だ。彼の役割は漢族女性が押す車いすに乗って姿を現し、観光客に「わたしはこの地に残る封建制度の最後の遺物だ」と語ることだ。クリスチャン・サイエンス・モニター(CSM)紙は、「侮辱を受ける年老いた王の姿は、ウイグル人が直面する残酷な現実の象徴だ」と報じた。

 新疆ウイグル自治区は、中国の国土面積の17%を占め、石油とさまざまな資源に恵まれている。ウイグル人は18世紀半ばに清に服属するまで、曲折はあったが独立を維持してきたテュルク系民族だ。現在同自治区には800万人のウイグル人が住んでいる。

 ウイグル人は大半がイスラム教徒だが、男子は18歳になるまでモスクに行くことはできない。公務員もモスクへの出入りが禁止され、教師はひげを伸ばすことができない。CSM紙は、武装独立運動組織がイスラム教信仰を基盤としており、中国政府が宗教を厳しく規制しているためだと報じた。自治区の区都ウルムチに住む教師、バトゥルさんは「われわれは米国の先住民やチベット人と同じ立場だ。自分たちの土地に住んでいるのに外国人扱いを受けている」と話した。

李泰勲(イ・テフン)記者
朝鮮日報朝鮮日報JNS

ひどい話だと思いますが、ETIMがアメリカからもテロ組織認定受けてるせいか東トルキスタンの話題は盛り上がりませんね。ここから↓過去記事たどれます。
トルコでもウイグル系の聖火妨害があったんですね。
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080417/1208385537