<イスラエル>ヒズボラとの「捕虜交換」を閣議決定

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080630-00000081-mai-int

 【エルサレム前田英司】イスラエル政府は29日、レバノンイスラムシーア派民兵組織ヒズボラが06年7月に拉致したイスラエル兵2人を取り戻すため、イスラエルが収監しているレバノン武装勢力メンバー5人を釈放する「捕虜交換」に応じることを閣議決定した。国連の依頼を受けたドイツが双方の交渉を仲介していた。交換は近く実現する見通しだが、具体的な時期は不明。

 ヒズボラによるイスラエル兵の拉致事件は、その後の約2カ月間にわたる第2次レバノン戦争の引き金となった。イスラエルオルメルト首相は「兵士奪還」を同戦争の最重要課題に掲げたが、実現できず、戦後の厳しい政権批判の一因になった。ヒズボラは兵士の安否を明らかにしていないが、拉致現場には大量の血痕が残っていたことなどから、すでに死亡している可能性がある。

 イスラエルが釈放するレバノン人の中には、79年にイスラエル国内で市民を殺害した罪で終身刑を受けたサミール・カンタール服役囚が含まれている。30年近い収監で、同服役囚はレバノン国内で「反イスラエル」の象徴的な存在となっており、イスラエルはこれまで、同服役囚をヒズボラから情報を引き出す「最後の切り札」と位置づけていた。

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イスラエルヒズボラが捕虜交換で合意したのも大きなニュースですが、仲介したのがドイツと言うのも驚きました。

ドイツはイスラエルに謝罪するだけで精一杯だと思っていたので。
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http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080322/1206184596