与党本部に投石、放火=「不正選挙」と野党支持者−モンゴル

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080701-00000174-jij-int

 【北京1日時事】モンゴルのウランバートルで1日、国民大会議(国会)議員選挙で与党・人民革命党党首のバヤル首相が事実上の勝利宣言を行ったことに最大野党・民主党の支持者らが反発、人民革命党本部前に集まった民主党の支持者らが本部に向けて投石を繰り返し、放火による火災も発生した。治安当局は、催涙弾を発射して鎮圧に当たり、負傷者が出ているもようだ。

 ウランバートルからの報道によれば、民主党エルベグドルジ党首は記者会見で、「選管は投票結果を発表していない。選挙は不正だ」と訴えた。これに呼応して、昼すぎから民主党支持者が人民革命党本部前に集まり、「公正な選挙」を求めて抗議活動を開始。投石する騒ぎに発展した。

 バヤル首相はテレビを通じ、民主党が「暴力をあおっている」と非難。法律に従って行動するよう呼び掛けた。 

時事通信もう一本ありますが、
野党支持者が暴徒化、邦人1人負傷=選挙の「不正」訴え−モンゴル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080702-00000006-jij-int

選管は投票結果を発表していない。と書いているのは時事通信だけの気がします。

毎日新聞朝日新聞によると数千人が抗議行動を行ったようです。
■<モンゴル総選挙>民主党支持者が暴徒化 日本人もけが
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080701-00000165-mai-int

 【北京・浦松丈二】6月29日投票され、与党・人民革命党の勝利が確実になったモンゴル国民大会議(1院制国会、定数76)の総選挙で1日、野党・民主党支持者数千人が開票の不正を訴えてウランバートル中心部の人民革命党事務所に詰めかけた。一部は治安部隊に投石、事務所や車両に放火するなど暴徒化。野党支持者と治安部隊との衝突で、双方の約50人が病院に運ばれた。

 ウランバートル日本大使館によると、地元在住の日本人男性が巻き込まれて負傷した。事務所前の投石で負傷した模様。けがの程度は不明だが、北京に搬送して治療することも検討されている。

 総選挙の事前予想では民主党の優勢が伝えられたが、1日までの非公式集計では人民革命党過半数を占めることが確実になり、民主党支持者が反発して抗議行動に及んだ。エンフバヤル大統領は同日夜、テレビを通じて野党支持者に自制を促し、「暴動が長引くようなら強硬手段に訴える」と警告した。また民主党幹部と収拾策の協議に入った。

 毎日新聞通信員によると、事務所に詰めかけた野党支持者らは「公正な選挙」を訴えて、一部が事務所を警備していた治安部隊に投石。さらに事務所に乱入し、事務所内の書類を燃やすなどした。これに対し1000人規模の治安部隊が、ゴム弾や催涙弾を発砲。特殊部隊とみられる兵士は自動小銃を空に向けて発砲し、威嚇した。

 モンゴルでは一昨年、物価上昇に不満を持つ住民が人民革命党事務所前で抗議行動を行った。今回の暴動は、総選挙をめぐる抗議行動としては過去最大規模となり、地元テレビは選挙のやり直しが行われる可能性も出てきたと報じている。

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しかしなぜ選挙を平和に行えないのか不思議ではありますが。