日本の援助、初等教育を軽視=仏独と共に批判−ユネスコ報告書

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081126-00000087-jij-int

 【パリ26日時事】国連教育科学文化機関(ユネスコ)は25日、「万人のための教育(EFA)世界調査報告2009年版」を発表、途上国への日本の教育援助について、フランスやドイツと同じく、途上国で必要な初等教育向けに十分充当されていないと批判した。

 それによると、06年の日本の教育援助額は主要国中5位の9億2000万ドルだが、初等教育向けはこのうち2億4300万ドル(全体の26%)にすぎない。

 援助額1位のフランスも初等教育向けの比率は17%、2位ドイツも11%と低いが、3位オランダは83%、4位英国は71%と高率だ。

 報告書は、仏独両国について「自国の大学に途上国の学生を受け入れるために予算を優先して使っている」と批判。「両国と日本は、最貧国で一番必要な初等教育を極めて軽視している」と酷評した。

【関連ニュース】
・タイとカンボジアが交戦=国境の係争地、双方に負傷者
・タイ、カンボジア両軍が国境地帯で再び交戦=2人死亡、7人負傷

せっかく援助をするんですから、こういう批判を受けないようにやってもらいたいものですが。