「バイ・アメリカン、国際協定に矛盾せず」…米鉄鋼団体

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000017-yom-bus_all

 【ワシントン=矢田俊彦】米鉄鋼業界とその労働組合を中心に組織する米国製造業連合のスコット・ポール事務局長は4日、電話による記者会見を行い、「バイ・アメリカン」条項について、適用除外規定があることなどをもとに、「国際貿易協定に全く矛盾しない」と主張した。

 さらに、各国から貿易摩擦の引き金になるとの懸念が出ていることについて、「大げさだ。米国の国内総生産(GDP)の1%にすぎない」との見解を示し、「下院で反対もなく、広く国民の支持がある」と強調した。

しかし上院では、
米上院「バイ・アメリカン」修正で合意…WTO違反回避へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000022-yom-bus_all

 【ワシントン=岡田章裕】米上院は4日、審議中の景気対策法案に含まれた「バイ・アメリカン(アメリカ製品を買う)」条項の修正案を承認した。

 上院案のバイ・アメリカン条項は、公共事業について、米国製の鉄や鉄鋼製品だけでなく、一般工業製品の利用も義務づけるものだ。修正案では「国際的な協定で負っている義務に反しない方法で同条項を適用する」との表現を盛り込み、WTO世界貿易機関)協定に違反しない方針を明確にした。

 また、マケイン上院議員が提出した同条項を削除する修正案は反対多数で否決された。景気対策法案は上院が可決した後、可決済みの下院との協議で一本化される見通し。ただ、下院民主党には同条項を支持する意見が強く、最終的にどのような表現に落ち着くかは不透明だ。

 バイ・アメリカン条項には、欧州連合(EU)、カナダ、日本などはWTO協定に違反している可能性があるとして懸念を示している。オバマ米大統領も同条項に反対する考えを表明している。

景気対策法案から「貿易戦争の引き金」となり得る条項の削除望む=米大統領
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090204/1233749375
で日米首脳ともに反対してましたし、その前に
米の保護主義的動きに非難集中=WTO非公式閣僚会合
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090201/1233492939
があったので、オバマ大統領が反対したら通らないと思ったのですが、どうなんでしょう。