タリバーン、パキスタン北西部の「停戦」を宣言

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200902160001.html

イスラマバード(CNN) イスラム強硬派タリバーンのスポークスマンは15日、北西辺境州の山間部スワットバレー地区で10日間停戦すると発表した。

スワットバレー地区の大半を支配するタリバーンは、ロウワーディール地区ティマゲラで同州政府と協議中。タリバーンの代表団はスフィ・モハマド氏が率いている。パキスタン政府は今のところ、停戦を認めていない

スワットバレー地区は以前、スキー客やマス釣り客を引きつけるパキスタン最大の観光地だったが、強硬派聖職者マウラナ・ファズルラー師率いる民兵組織で、タリバーンとつながりがある「イスラーム法履行運動」(TNSM)に占拠された。パキスタン国内ではアフガニスタンとの国境地帯と並び、武装勢力の進出が進んだ地域とされる。

ファズルラー師の義理の父スフィ・モハメド氏は一時TNSMの指導者を務め、アフガニスタンで米軍と戦う戦闘員を募ったとして2002年に刑務所に収容された。パキスタン政府に協力するとの条件で昨年釈放され、最近の同州政府との協議で代表を務めた。ファズルラー師はモハメド氏の収監期間中にTNSMを引き継ぎ、イスラム原理主義による地域支配に向けて戦闘継続の意向を示していた。

パキスタン政府は昨年5月、スワットバレー地区の武装勢力との和平合意を発表したが、タリバーンに再集結と支配強化の時間を与え、失敗したとの批判を浴びた。タリバーンはアワミ民族党の指導者など同地区の政治家らを標的にしており、政治家らは首都イスラマバードへの避難を余儀なくされている。

タリバンと対テロ戦と中東イスラム諸国。
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20081028/1225198821
で、タリバンを取り囲む状況はとアフガニスタンパキスタン、米国で対話方向に向かってるような事を書きましたが、その後も戦闘は散発しているようですし、
国内に相当数のタリバン パキスタン大統領認める
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090215/1234671451
では、

タリバンパキスタンを乗っ取ろうとしている

とあり、タリバンパキスタンが対立しているような書き方でした。