IAEA、シリア核問題で報告書 情報開示求める

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090220-00000000-cnn-int

（CNN）　シリアの核開発疑惑をめぐり、国際原子力機関（IAEA）が19日、新たな報告書を発表した。シリア東部の核施設跡地からウランの痕跡が見つかった問題では、イスラエルのミサイル攻撃が原因とする同国の主張を「可能性が低い」と疑問視したうえで、同国政府に十分な情報開示を求めている。

報告書は、米シンクタンク、科学国際安全保障研究所（ISIS）のウェブサイトに掲載された。焦点となっているのは、07年9月にイスラエルの空爆で破壊されたアルキバルの施設。IAEAは08年6月の現地調査でサンプルを採取し、同11月、ウランが検出されたと発表した。これに対しシリアは、空爆に使われたミサイルに劣化ウランが含まれていたためと説明。一方イスラエル側はこの主張を全面的に否定し、IAEAが追加調査を進めていた。

報告書は、ミサイル原因説に強い疑問を呈するとともに、「検出されたウランはシリアが申告した核関連物質に含まれていない種類だった」と指摘。入手経路などをさらに詳しく調べる必要があるとしている。そのうえでシリアに、同施設についての情報を提供し、ほかの関連施設の調査を認めるよう要請。またイスラエルに対しても、関連情報の開示をあらためて求めている。

■北、シリアに核燃料提供？
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20081125/1227619687
では北朝鮮の黒鉛減速炉以外にほとんど可能性がないということでした。しかし北朝鮮もサンプルの採取を拒否してるという事でなかなか難しいんでしょうね。というより、北朝鮮に甘く、シリアやイランに厳しくしようとしてるように見えます。