NATO国防相会議。成功?失敗?
■約20カ国、アフガン増派へ=NATO国防相理
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090221-00000005-jij-int
【ブリュッセル20日時事】ポーランド・クラクフで開催された北大西洋条約機構(NATO)非公式国防相理事会は20日、アフガニスタンへの兵力増派問題などを討議し、2日間の日程を終了した。欧州の加盟国に増派を要求している米国のゲーツ国防長官によると、これまでに約20カ国が軍部隊など人的貢献拡大を表明したもようだ。
AFP通信によると、ゲーツ長官はこの日、記者団に対し、「ここ数日間に19もしくは20カ国が文民か軍部隊、訓練要員の増派を表明した」と説明。「4月初めのNATO首脳会議に向け良いスタートを切った」と語った。
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4月というと
■アフガン政策など精査を=4月NATO会議までに−米大統領
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090212/1234385791
という事でここまでにNATO国間でアフガン政策の足並みをそろえたいところなんでしょう。
しかし毎日新聞では
■<NATO国防相会議>アフガン大規模増派の表明なく閉幕http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090220-00000142-mai-int
【ブリュッセル福島良典】ポーランド南部クラクフで開かれたNATO国防相会議は20日、8月に大統領選が実施されるアフガニスタンの治安改善と復興促進への取り組みを強化する方針を確認し、閉幕した。だが、欧州諸国から大規模な軍部隊増派の表明はなく、中央アジア・キルギスのアフガン向け補給路が閉鎖の危機に直面するなど、難題が浮き彫りになった。
ゲーツ米国防長官は米国以外の加盟国に増派を要請したが、数百人規模の追加派兵を発表したドイツ、イタリア以外から新たな増派方針の表明はなかった模様だ。英仏は増派に消極的で、米国が提案している「NATO即応部隊」のアフガン派遣案にはドイツが難色を示しているという。
このため、米・NATOは欧州にアフガン軍・警察の育成、開発支援、司法制度確立、汚職・麻薬対策など「民生分野での長期的な貢献」を要請。ゲーツ長官によると、約20カ国が貢献拡大を表明した。だが、「経済危機下、各国とも財政的な余力は少ない」(関係筋)のが現状で、国際社会からの資金協力取り付けが急務となっている。
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毎日の方を見ると20カ国は民生分野での貢献のようです。