ラサ暴動で76人に有罪判決=「暴徒殺害はでたらめ」−チベット主席

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090306-00000202-jij-int

 【北京6日時事】中国チベット自治区シャンパ・プンツォク主席は6日、昨年3月14日のラサ暴動で容疑者として逮捕された950人余のうち、76人が国家安全危害や放火などの罪で有罪判決を受けたことを明らかにした。中国新聞社が全国人民代表大会全人代)が開かれている北京で取材に応じた同主席の話として伝えた。

 同主席によると、暴動で罪のない市民18人が死亡、382人が負傷、放火によって商店や住宅など1000軒余が焼け、直接経済損失は2億8000万元(約40億円)に上った。「判決を受けた者以外は処罰と教育を受けた後、すべて釈放された。(ラサ暴動で暴徒)数百人が殺されたという話はでたらめだ」と語った。

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ラサ暴動で有罪判決を受けたというと、
新たにチベット族12人に有罪判決、ラサ暴動関与で
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080711-OYT1T00315.htm

 【北京=牧野田亨】新華社電によると、中国チベット自治区のバイマチリン副主席は10日、3月14日のラサ暴動に関与したとして、新たに12人のチベット族住民に有罪判決が言い渡されたこと明らかにした。

 これで、ラサ暴動に絡んで有罪判決を受けたのは計42人になった。今回の判決の量刑は不明だが、副主席はラサ暴動に関して「これまで死刑判決を受けた者はいない」と語ったという。

 12人の判決は6月19、20日、ラサ市内の達孜県など4か所の裁判所で言い渡された。4月に判決を受けた30人の量刑は無期懲役〜懲役3年だった。

 新華社電は42人が放火や窃盗、社会秩序かく乱、国家機関襲撃の罪に当たる19件の犯罪に関与したとしている。
(2008年7月11日10時51分 読売新聞)

で、これ以前の記事が見つからないのですが、この時点で42人という事ですね。

その後
チベット騒乱で55人に判決 中国新華社報道
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20081106/1225914520

既に30人が実刑3年から終身刑までの判決を受けているが、今回判決を言い渡された55人に、この30人が含まれているか不明。

とあったので、結局何人が有罪判決を受けたのかさえはっきりと分かりません。

しかも最初の記事判決を受けた者以外は処罰と教育を受けたとはいったい何なんでしょうか?

あと
「人権ない」と訴えた僧侶、拘束か=抗議発生の寺院―チベット亡命政府
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080417/1208380018
という問題もありますね。

これに関しては
動乱50年で平穏アピール=中国政府がチベット取材ツアー
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090211/1234353894

昨年の暴動後の取材ツアーで外国メディアに当局の弾圧を直訴した僧侶が取材に応じ、「ほかの僧侶に唆されてやっただけ」と説明、態度が一変

とあったので、すでに中共の教育は終わっていたということでしょうか。