北朝鮮が核兵器小型化に成功か 米情報機関が指摘

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 【ワシントン=有元隆志】米国防情報局(DIA)のメープルズ局長は10日、上院軍事委員会に提出した書面で、北朝鮮「核弾頭と弾道ミサイルを成功裏に一体化させられるかもしれない」として、弾道ミサイルに搭載可能な核弾頭の小型化技術獲得に成功した可能性があるとの見方を示した。

 DIAは北朝鮮弾道ミサイルへの搭載を進めるため、小型核弾頭の研究を進めているとみてきた。

 昨年8月に脳卒中を起こしたとみられている金正日総書記の容体に関しては、ほぼ回復しているようにみえると分析した。そのうえで、金総書記が急死した場合、短期的には大混乱はおきずに「権力委譲は平穏に進む」との見通しを表明した。ただ、北朝鮮は1人の権力者によって支配されてきたため、「長期的には実力者間の権力争いで問題が大きくなっていく」と予測した。

 また、ブレア国家情報長官は10日の上院軍事委員会公聴会で証言し、北朝鮮が「人工衛星」と称して長距離弾道ミサイルを発射するとの見通しを示した。長官は「(衛星打ち上げと)大陸間弾道ミサイルに使われる技術は区別がつかない」と述べ、北朝鮮が衛星打ち上げと主張しても、実際には長距離弾道ミサイルテポドン2号の打ち上げとの見方を示した。

 そのうえで、3段式のミサイルの場合、成功すればハワイやアラスカだけでなくう米本土まで到達が可能になると指摘した。

 一方、ブレア長官はイランの核開発に関しては、イランが高濃縮ウランの製造を開始すれば、最短で2010年から2015年の間には核兵器生産に必要な量の製造が可能との見方を示した。

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北朝鮮、ミサイル発射の可能性=核搭載技術も取得か−米情報首脳
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090311-00000038-jij-int

 【ワシントン10日時事】ブレア米国家情報長官は10日の上院軍事委員会で、北朝鮮が発射準備を進めている弾道ミサイルの性能について「米本土にも到達する恐れがある」との懸念を示すとともに、北朝鮮がミサイルを発射する可能性があるとの認識を初めて示した。

 ブレア長官は、北朝鮮が「人工衛星」を打ち上げると主張していることについて、技術的には大陸間弾道ミサイルと大差はないと指摘。三段式の多段ロケットを打ち上げる技術を有している場合、アラスカやハワイだけでなく、米本土にまで到達する恐れがあると述べた。さらに、「北朝鮮が衛星と称するロケットを打ち上げる意図はある」との分析を明らかにした。

 一方、メイプルズ国防情報局長は同委員会で、北朝鮮弾道ミサイルについて、十分な性能試験を省いたまま、開発を進めていると述べた。

 また、提出した書面で、北朝鮮が複数の核兵器保有している可能性を指摘。さらに核弾頭を弾道ミサイルに搭載する技術を持っているかもしれないとみていることを明らかにした。また、化学兵器を製造できる能力があるのと見方も示した。

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北朝鮮が核小型化に成功か…弾道ミサイルに搭載可能に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090311-00000419-yom-int

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国防情報局(DIA)のマイケル・メープルズ局長(陸軍中将)は10日、上院軍事委員会の公聴会に提出した「脅威評価」に関する年次報告で、北朝鮮寧辺(ヨンビョン)の核施設で製造したプルトニウムを原料とする核爆弾数発を保有し、これらの核弾頭を弾道ミサイルに搭載可能なまでに小型化させることに成功した可能性があるとの認識を明らかにした。

 また、デニス・ブレア国家情報長官は同公聴会での証言で、北朝鮮が実施を表明している「人工衛星」の打ち上げ実験について、人工衛星と大陸間弾道弾の技術は同じ」と指摘。その上で、仮に北朝鮮が今回、三段式ロケットの打ち上げに成功した場合、「アラスカとハワイ、米本土の一部に到達可能なミサイルの実験に成功したことを意味する」と述べ、そうしたミサイル技術の獲得こそが「北朝鮮の狙いだと推測している」と強調した。

 一方、メープルズ局長は昨年8月に脳卒中を起こしたとされる金正日総書記の後継問題に関し、「短期的には権力の継承は円滑に進められる」としつつ、いずれは「重要人物や主要派閥が主導権争いを展開し、長期的には問題を引き起こすだろう」との認識を示した。

どれが正しい見方なのかという以前に日本発の情報が無いところが怖いです。

北朝鮮の新型中距離弾道ミサイル、実戦配備確認 韓国
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090301/1235857409
でも北朝鮮のミサイルの射程について書きましたが。