IMF、ジンバブエへの融資拒否 健全な政策など条件と

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090326-00000014-cnn-int

ハラレ(CNN) 国際通貨基金IMF)は25日、長期独裁政権を敷くムガベ大統領による農政失政などで経済が崩壊状態にあるアフリカ南部、ジンバブエ情勢に触れ、同国が健全な政策を提示し、債務を返済するまでは融資は実施しないとの判断を示した。ジンバブエ政府の要請で、IMF代表団が15日間にわたって同国を訪問、経済情勢などを調べ、表明した。

ジンバブエでは今年2月、昨年の大統領選で激しく対立した与野党による連立政権が樹立。同国政府はこれを機に、IMFからの融資再開を期待していた。IMF調査団がジンバブエを訪れるのは2006年以降、初めて。同国は債務返済を実行していないためIMFから除名されてもいる。

IMFは25日の声明で、ジンバブエ政府に対し政策上の助言を行う準備はあると述べた。

連立政権の首相に就任した前最大野党、民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長は先月、自国経済の再生には当面、約50億ドルの資金が必要で、うち20億ドルは早急な注入が肝要と強調していた。

ジンバブエは、日常用品不足、ハイパーインフレコレラ禍に遭遇している。自国通貨の価値減少は著しく、政府は先に米ドルなどでの商取引実施も認めた。国連は、同国の失業率を94%とも推定、国民の半分以上が食糧不足にあえいでいるとも指摘している。

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エジプト、米国からの経済支援が大幅削減されたことに反発
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090326/1238020632
でもエジプトが条件付の援助は拒否という事でしたけど、ジンバブエも同じじゃないですかね。でもそんな事やってると中国の資本がどんどんアフリカに入っていきそうな気がしますが。