自白強要禁止、死刑抑制も=初の人権行動計画−中国

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090413-00000072-jij-int

 【北京13日時事】中国政府は13日、人権保護のため取るべき措置と目標を定めた初めての「国家人権行動計画(2009−10年)」を発表した。監獄や拘置所で受刑者や容疑者が暴行を受けて死亡する事件が相次いでおり、自白の強要や体罰、虐待を禁止し、関与した者を処罰することが盛り込まれた。

 死刑制度については「厳格に抑制し、慎重に宣告する。執行猶予の2年間に罪を犯さなければ処刑せずに減刑する制度を完全なものにする」としている。

 6月4日に天安門事件が20周年を迎える中、西側から中国の人権状況に関心が集まることを見越し、中国政府として人権保護に取り組んでいる姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。

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チベット暴動で4人に死刑判決
2009/04/09
チベット暴動、4人に死刑判決 2人は執行猶予付き
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090409/1239230468
また取り上げませんでしたが、その次の日にはウイグル人2人が死刑執行された後だからこういうことを言い出したという気がしないでもありません。

ロイターの方でも人権行動計画に触れていますが、内容はまったく異なります。
中国が人権に関する行動計画を発表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090413-00000590-reu-int

 [北京 13日 ロイター] 中国は人権に関する行動計画を発表し、国民の法的保護強化や所得拡大などの方針を示した。新華社が伝えた政府計画は「中国は依然、多くの課題に直面しており、人権の向上に向けた取り組みにおいての道のりは長い」としている。

 その上で「必要最低限の生活や発展のための国民の権利保護を最優先する」と表明

 さらに、政府は「公共医療サービスにおける平等の権利」を目指すほか、貧困層、高齢者、障害者のためのより良い福祉や、農民の所得拡大を約束。「厳正かつ公平な裁判」を保証するとしている。

 また、国民が政府に請願する際、政府職員の嫌がらせや拘束などを受けるという状況を踏まえ、電話や電子メールなどでの請願受付を増やす方針を示した。

ロイターの方だと平和っぽいんですけどねぇ。