<パキスタン大統領>武装勢力との和平協定署名 米国は反発

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090414-00000100-mai-int

 【ニューデリー栗田慎一】パキスタンのザルダリ大統領は13日夜、北西辺境州スワート地区の武装勢力と2月に合意した和平協定に署名し、協定は14日に発効した。これに基づき、同地区にイスラム法が導入され、武装勢力側も武装解除を約束した。戦闘再開による貧困拡大の危機にあった地元では、協定の発効を歓迎している。

 ただ、米国は和平に反発しており、今後、米国のアフガニスタン包括戦略のパキスタン支援に影響する可能性もある

 下院は13日、ザルダリ大統領に早期署名を求める議案を賛成多数で可決。ザルダリ氏は東京で17日から始まるパキスタン支援国会合出席のため出国する直前、署名に応じた。

 武装勢力側は「ザルダリ氏が署名を棚上げしている」と批判し、首都へ向けて進軍を開始。州政府与党も、ザルダリ氏が率いるパキスタン人民党との連立解消を通告し、新たな政局問題に発展する恐れが高まっていた。

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武装勢力側の武装解除の約束が本当ならアメリカにも悪い話ではないと思うのですが。力だけではタリバンには勝て無いという事は分かっているはずです。