人種差別撤廃会議……大荒れ。
まずアメリカが不参加を表明したようで。
■人種差別撤廃会議、米国が不参加を表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090419-00000001-cnn-int
ワシントン（CNN） 米国務省は18日、20日にジュネーブで開幕する国連の人種差別撤廃関連会議への不参加を表明した。会議で採択される予定の文書案に、イスラエルに批判的な内容が含まれているためで、米国務省は不参加決定を「遺憾」だとしている。
会議は南アフリカのダーバンで2001年に開かれた、国連の世界人種差別撤廃会議の成果を点検するのが目的。米政権は2カ月前、文書案が修正されない場合は会議をボイコットすると警告していた。
文書修正問題についてはここ数週間、活発な協議が行われていた。米国務省は、現在の文書案が「大幅に改善された」ものの、一部の文言に懸念が残るとの認識を示した。言論の自由をめぐる米国の立場と相容れない部分もあるとしている。
文書案は、2001年の会議で採択された「ダーバン宣言と行動計画」を再確認する文言を含む。米国は、イスラエルとパレスチナの和平交渉以外に解決の道がない重要問題への偏見があるとして、同宣言への不支持を表明している。
米黒人議員連盟の関係者は、国内史上初の黒人大統領に就任したオバマ大統領が会議不参加を決めたことに「深い失望」を表明し、オバマ政権の政策と一致していないと指摘した。
続いて約10カ国がボイコットしたようで、
■＜人種差別撤廃会議＞イスラエル非難懸念で欧米ボイコット
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090420-00000105-mai-int
【ジュネーブ澤田克己】南アフリカで０１年に開かれた国連の世界人種差別撤廃会議の再検討会議が２０日、国連欧州本部で始まった。人種や宗教などによる差別との決別をめざす会議だが、「イスラム諸国によるイスラエル非難の場」となることを懸念する欧米先進国など約１０カ国がボイコットし、波乱の幕開けとなった。
会議には国連の潘基文（バンギムン）事務総長や約１００カ国の代表が参加。会期は２４日までで、今後の取り組みなどを盛り込んだ「成果文書」を最終日に採択する。
事前調整が行われた文書案には当初、イスラム諸国の要求で、イスラエル非難や「宗教への中傷」禁止という条項が入っていた。このため、イスラエルとカナダ、イタリアは早期に不参加を宣言。米国も準備作業から撤退していたが、オバマ政権発足後の２月に「納得できる文書になるなら参加する」と姿勢を軟化させた。
その後、イスラエルによるパレスチナ占領を「国際人道法違反」と断じる条項など、直接的なイスラエル非難は削除された。だが、今月１７日にまとめられた最終案には、間接的なイスラエル批判と宗教差別を「誘発する」言論への法規制という条項が残った。
国連のピレイ人権高等弁務官は「イスラム諸国側が譲歩した」と評価したが、米国は１８日、最終案は受け入れられないとボイコットを宣言。ドイツやオランダ、ニュージーランドも相次いで不参加を表明した。ＡＰ通信によると、フランスのクシュネル外相は２０日、会議には出席するが、反イスラエル宣伝の場となった場合には代表団を引き揚げると語った。
一方、イランはアフマディネジャド大統領が出席して初日に演説する。これまでホロコースト（ユダヤ人大量虐殺）否定発言などを繰り返してきただけに、演説内容によっては、さらに対立が先鋭化すると懸念されている。
０１年の会議では、イスラエル非難を盛り込んだ「ダーバン宣言」が採択され、米国とイスラエルは会期途中で代表団を引き揚げた。日本は、０１年と今回の両方の会議に参加している。
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結局フランスが言うように反イスラエル宣伝の場になって、さらに退出者が出たようで。
■人種差別撤廃再検討会議、イラン大統領演説中に退席続出
http://www.afpbb.com/article/politics/2593954/4053755
* 2009年04月20日 23:48 発信地:ジュネーブ/スイス
【4月20日 AFP】（一部更新、写真追加）スイス・ジュネーブ（Geneva）で開かれている国連（UN）主導の世界人種差別撤廃会議の再検討会議は20日、イランのマフムード・アフマディネジャド（Mahmoud Ahmadinejad）大統領が演説中にイスラエルを批判し、欧州代表らが続々と退席する事態となった。
演説が始まって約10分後、アフマディネジャド大統領が「人種差別的な政府」と述べてイスラエルを批判を展開すると、フランス代表を含む10人近くが席を立ち、会場を後にした。
過去にイスラエルを「地図から抹消すべき」と訴え、ホロコースト（ユダヤ人大量虐殺）を「神話」だと表現したことのある同大統領は、1948年のイスラエル建国を批判。「占領されたパレスチナに人種差別的な政府を設立するため、欧州や米国から移民が送り込まれた」などと述べた。(c)AFP
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