NATO外交官2人を追放=ロシアが報復措置

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090506-00000067-jij-int

 【モスクワ6日時事】ロシア外務省は6日、カナダのリシシン駐ロシア大使を呼び、北大西洋条約機構NATO)のモスクワ情報事務所代表ら2人に国外退去を命じる通告書を手渡した。2人はカナダ人外交官。

 NATOが4月末にスパイ行為の疑いで、ロシア外交官2人に国外退去を命じたことへの報復措置。ロシア側は「国際慣行である相互主義によるもの」としている。

ロシア外交官に国外退去を命じたのは
NATO、スパイ容疑の露外交官2人に退去命令
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090501-00000047-san-int

 北大西洋条約機構NATO、本部ブリュッセル)は30日、スパイの容疑があるとしてNATO駐在のロシア人外交官2人に対し、ベルギー国内から退去するよう命じた。外交筋が明らかにした。

 2人はNATOの機密をロシアに伝えたとされる。そのうち1人は欧州連合(EU)に派遣されているロシア大使の息子との情報もある。

 今回のスパイ事件で、NATOとロシアの関係は再び、悪化しそうだ。(パリ 山口昌子)

ですが、全然わかりません。調べたら詳しいのは朝日新聞
NATO、ロシア外交官2人を追放 スパイ関連の疑い
http://www.asahi.com/international/update/0430/TKY200904300319.html

2009年4月30日23時44分

 【ブリュッセル=井田香奈子】北大西洋条約機構NATO)のロシア代表部のロゴジン大使は30日、同代表部の2人の外交官が、NATOから追放処分を受けたと明らかにした。同大使は、追放の理由としてNATOの機密資料をめぐるスパイ事件との関連を指摘する説明を受けたといい、「全く根拠がない。近日中に断固とした対応をとる」と述べた。

 ロシア外務省は30日、「重大な挑発」とするコメントを発表した。ロシア代表部によると処分は29日付。スパイ事件はエストニア人が機密資料をロシア側に渡したとされるもので、2月にエストニアで被告に有罪判決が出ている

 2外交官はブリュッセルにあるNATOへの出入りを禁じられた。ベルギーにとどまっているが、NATOに駐在する外交官はNATOの承認に基づいてベルギーから滞在許可を得ており、事実上の送還という。

 NATOとロシアは昨年8月のグルジア紛争以降、大使級以上の対話を凍結していたが、3月29日、初めて大使級の会合を再開したばかり。

2月に有罪判決があったんですね。気が付きませんでした。確かに調べてみると
ブロンド美人ご用心…欧州委「スパイかも」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090212-OYT1T00830.htm

ブリュッセル=尾関航也】欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は11日、「諜報活動の脅威が日増しに拡大している」として、機密情報の流出に警鐘を鳴らす文書を職員に配布したことを明らかにした。

 欧州委報道官は同日の記者会見で、報道関係者やロビイストを装うスパイがEUの機密を狙っていると指摘し、「(スパイは)金髪でスタイルのいい美形の研修生の可能性もある」と述べ、オフィス内外で警戒を強める考えを示した。

 EUの機密情報をめぐっては、昨年9月、コソボ独立支援などに関するEUや北大西洋条約機構NATO)の機密情報を、ロシアの諜報機関員に漏らしたとして、エストニア国防省幹部がスパイ容疑で逮捕される事件が起きている

 欧州委のドイツ人幹部が、中国企業関係者を装った英紙記者の「おとり取材」に引っかかり、中国製品への関税にかかわる非公開情報を漏らしたとされる不祥事もあった。(2009年2月12日19時39分 読売新聞)

今度は昨年9月ですか。しかしこれは見つかりませんでした。2008/9というとグルジア紛争が終わったばっかりで、双方非難していた頃だと思うんですが、重要な情報だったんじゃないんでしょうか、でもロシアが情報を公表したと言うのは聞かないので、そういう意味では重要な情報ではなかったのかもしれません。