ブラックウォーター社、契約満了でイラク業務終了へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090507-00000011-cnn-int

バグダッド(CNN) 米国務省からイラク国内の警備業務を委託されていた民間軍事会社ブラックウォーター(現Xe社)は7日、契約期間満了を迎える。別の企業が業務を引き継ぐため、ブラックウォーターは民間人殺害事件を起こしたイラクでの業務に終止符を打つ。

事件は2007年9月16日に首都バグダッド市内で発生し、ブラックウォーターの従業員とされる警備員らの銃撃で、イラク民間人17人が死亡した。イラク政府はブラックウォーターの業務免許更新を拒否し、米国務省はこれを受けて同社との契約を更新しない方針を決めた

当時の警備員5人は今年1月の裁判で無罪を主張した一方、1人は故殺と殺人未遂の罪状を求めた。ブラックウォーターは警備員らが武装勢力の攻撃に応戦したと説明したが、イラク捜査当局は警備員らが無実の市民に向っていわれなく銃を乱射したと結論した。創業者エリック・プリンス氏は今年3月、同社の要職を辞任した。

ブラックウォーターは米国務省との契約を毎年更新し、数年間イラクで警備業務に従事していた。米政府の業務委託先となった軍事会社3社のうち、バグダッド市内の米大使館の警備を請け負うなど、一時は最大の業務規模を誇った。

ブラックウォーターの契約を引き継いだのはトリプル・カノピー社(本社バージニア州ハーンドン)。トリプル社は以前から国務省から業務を委託されていたが、新たな契約で警備業務の比率が拡大した。

ブラックウォーターは業務の30−50%を占めていたイラク関連契約を失ったことで、大きな打撃を受けるもよう。ブラックウォーターはイラク国内に、航空機20数機と従業員1000人前後を抱えている

ただしブラックウォーターは、イラク以外の地域では国務省業務委託契約を引き続き保有している。

社名と首だけすげかえて、結局イラク以外は契約を保有ですか。なんだかなぁと言う感じです。
ブラックウォーター事件については、
イラク市民殺傷>米の警備員5人起訴…殺人罪など計35件
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20081209/1228823961
こちらから。