「虐殺への謝罪うかがえない」イスラエルで法王に批判集中

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090512-00001149-yom-int

 【エルサレム=松浦一樹】イスラエルを訪問中のローマ法王ベネディクト16世に、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の生存者や地元メディアから、「ドイツ人の法王の言葉からは謝罪の気持ちがうかがえない」といった批判が相次いでいる。

 法王は到着した11日夕、エルサレムホロコーストユダヤ人虐殺)記念館「ヤドバシェム」を訪れ、「虐殺犠牲者の苦しみが否定されてはならない」と追悼。これに対し、自身が生存者のイスラエル・ラウ同館理事長の口からは、ナチスへの言及がなく、謝罪どころか、遺憾の意さえ感じられなかった」との批判が飛び出した。同館関係者が賓客を批判するのは異例

 これを受け、バチカンは「法王は批判に寛容だ」(ロンバルディ報道官)と火消しに努めているが、カトリック教会とユダヤ教徒の間は、ホロコーストを阻止しなかったとされる第2次大戦中の法王の役割をめぐる解釈の違いなどから、関係がぎくしゃくしている

 今回訪問では、両者の関係改善も法王の課題だが、これまでのところは、ユダヤ教側に「ノー」を突きつけられている格好だ。

 法王は12日、エルサレム旧市街のユダヤ教聖地「嘆きの壁」を訪れ、黙とうをささげたが、その場でも「謝罪の言葉」はなく、今後、法王批判がさらに強まる可能性もある

 2000年に訪れた前法王ヨハネ・パウロ2世は「キリスト教徒によるユダヤ人への迫害に深い悲しみを覚える」などと語り、ユダヤ教徒を感動させた。

謝罪というのも難しいですよね。日本人と外国人では謝罪に関する感覚に違いがあると思うのですが、
豪首相 アボリジニ隔離謝罪
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080213/1202909142
に海外での謝罪の記事を集めてあります。

しかしキリスト教ユダヤ教の関係は悪くないと思っていたのですが、アメリカ(プロテスタント中心?)を見ていただけで判断していました。カトリックとは悪いのですね。