イスラエル首相、パレスチナ国家樹立容認は明言せず

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090512-OYT1T00094.htm

パレスチナ情勢

 【シャルムエルシェイク(エジプト東部)=宮明敬】イスラエルのネタニヤフ首相は11日、今春の首相就任後初の外遊でエジプトのシャルムエルシェイクを訪れ、ムバラク大統領と会談した。

 首相は会談後の記者会見で、「イスラエルパレスチナ及び(アラブの)隣人たちとの和平を希求している」と語り、中東和平プロセスを再開する基本姿勢は示したが、国際社会が求めるパレスチナ国家樹立容認については明言しなかった

 また、「和平は安全、安定と不可分」とも述べ、和平交渉再開の際は、パレスチナ側にテロ封じ込めなどを求める意向を示唆した。

 中東和平プロセスは、パレスチナ自治区の分裂支配と、イスラエルタカ派政権の誕生で袋小路に陥っている。仲介役のオバマ米政権は、イスラエルが占領地を返還する代償として、アラブ諸国が一斉にイスラエルとの平和条約交渉に入るパッケージ案を、ヨルダンのアブドラ国王に示したといわれており、アラブ諸国の対応が、和平プロセス再生のカギとなっている。
 ネタニヤフ首相は13日にヨルダンのアブドラ国王、18日にオバマ米大統領と会談し、中東和平外交を本格始動させる。
(2009年5月12日01時03分 読売新聞)

アラブ諸国の対応がカギと言っても、今までのイスラエルの行動がこれからイスラエルと周辺国として付き合う上でどうか?というのがあるのではないでしょうか。イスラエルが占領地を返還するかのうせいってどれくらいあるんでしょうか。

とは言え、イランをイスラエルと隣接してないから好きなことをいっているとの批判もアラブ(エジプトかな)からありましたが。