アル・カーイダ水責め尋問「逆効果だった」…FBI元捜査官

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090515-00000144-yom-int

 【ワシントン=黒瀬悦成】米上院司法委員会は13日、ブッシュ前政権下での「過酷な尋問」に関する公聴会を開き、国際テロ組織アル・カーイダ幹部を取り調べた連邦捜査局FBI)の元捜査官は「水責めなどの尋問手法は逆効果だった」と証言した。

 チェイニー前副大統領などは、過酷な尋問は「次なるテロの阻止に役立った」と主張しており、当事者の証言は尋問論議に一石を投じそうだ。

 この元捜査官は、2002年3月に逮捕されたアル・カーイダ幹部のアブ・ズベイダ容疑者を尋問したアリ・スーファン氏。

 証言によると、元捜査官は信頼関係の構築などを基本とする通常の方法で尋問し、アル・カーイダ最高幹部ハリド・シェイク・ムハンマド容疑者(逮捕済み)が米同時テロに関与していたなどの有力情報を自白させた

 ところが、中央情報局(CIA)に委託された民間取調官が続いて尋問を担当した際、水責めを行った結果、ズベイダ容疑者は口を閉ざしたとされる。元捜査官は「過酷な尋問は非効果的だ。アル・カーイダ打倒の取り組みに有害となる」と主張した。

FBIからCIAにわたった事が悪かったのでしょうか。しかし民間取調官というのも拷問させて都合が悪くなったら切れるように使っていたのか?という気がしてしまいます。