グアンタナモ基地での審理、米大統領が一部再開の方針

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090515-00000809-yom-int

 【ワシントン=黒瀬悦成】複数の米メディアは14日、オバマ米大統領が、今年1月に停止したキューバグアンタナモ米海軍基地の特別軍事法廷での審理を、一部のテロ容疑者について再開する方針を15日に発表すると報じた。

 民主党のリベラル派や人権団体は、同法廷は「違憲で無効」として完全閉廷を主張しており、ブッシュ前政権の対テロ政策からの決別を掲げてきたオバマ政権に対する「変節」批判が高まるのは必至だ。

 大統領は就任3日目の1月22日、グアンタナモ基地にあるテロ容疑者収容施設の「1年以内の閉鎖」を命じる大統領令に署名、特別軍事法廷についても120日間の休廷を指示していた。

 複数の政権当局者が米メディアに語ったところでは、大統領は容疑者に適正な法的手続きを保証するなどの改善を加え、審理を再開させることにした。オバマ政権は当初、テロ容疑者を米国内の一般法廷で裁くことが可能だとして、軍事法廷の廃止を示唆していた。しかし、前政権下で行われた「過酷な尋問」に基づく供述は一般法廷で証拠採用されない可能性が高く、容疑者が無罪となる事態も想定されるため、特別軍事法廷の再開に傾いたと見られる。

なぜだろうと思ったのですが、そういう理由もあるわけですね。日本の裁判も供述中心で海外から批判があるくらいですがら、拷問ではまともな裁判無理かもしれませんね。