<イスラエル>中東和平で米に新提案

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090516-00000088-mai-int

 【エルサレム前田英司、ワシントン草野和彦】イスラエルのネタニヤフ首相は18日、米ホワイトハウスで就任後初めてオバマ大統領と会談する。首相は中東和平交渉の「新方針」として、パレスチナ問題を政治▽安全保障▽経済−−の3分野に分けて協議すると提案する見通しだ。米国が目指すパレスチナ国家の樹立を「時期尚早」とする姿勢を覆すものではなく、摩擦が深化する懸念もある

 イスラエルの新方針は、ネタニヤフ首相が主張してきたパレスチナの経済改善を優先する考えを基にしたものだ。自国の安全と「ユダヤ人国家」の定義が保証されない限り、パレスチナ国家は認めないとする立場だ。イスラエル主導で和平交渉を仕切り直す狙いが強く、会談での首相の主眼はむしろイランの核問題とみられている

 一方、オバマ大統領は来月4日にエジプトで、公約だったイスラムとの連携強化の演説を行う予定

 ヨルダンのアブドラ国王は英紙に対し、57のイスラム国家が関与するイスラエルとの包括和平構想をオバマ大統領が検討中と明かした。

 大統領は、対イラン政策でアラブ諸国と連帯するためにも、ネタニヤフ首相に「2国家共存」の順守を促すとみられる

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イスラエル首相、パレスチナ国家樹立容認は明言せず
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090513/p5
から態度をはっきりさせてきましたね。

ヨルダンの明かした案については、
米国、中東和平実現に新たな案を模索─ヨルダン国王=英紙
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090511/1242053007

しかしイランの件ですが、
イランを攻撃するな イスラエルに警告 CIA長官
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090516/mds0905160008000-n1.htm

 15日付のイスラエル紙ハーレツなどは、米中央情報局(CIA)のパネッタ長官がイスラエルを最近ひそかに訪問し、イスラエルが米国の意向を無視してイランを攻撃しないよう要請、イスラエル側も同意したと報じた。

 米国は、イスラエルがイランの核施設破壊など電撃作戦を行うことを懸念。パネッタ長官はイスラエルでネタニヤフ首相、バラク防相らと会談、イランに対話を通じて核武装放棄を促すオバマ政権の方針を説明し、イスラエルの攻撃は地域の安定に破滅的な結果を招くと伝えたという。

 ハーレツによると、イスラエルオルメルト前政権は昨年、イランを攻撃したいとの意向を米国のブッシュ前政権に伝えたが、反対された。   (共同)

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まぁイスラエル側も攻撃しないことに同意したと言うことなので信じることにしますが、それ以外では妥協しないようですね。