職員採用試験を「中止」=「手間かかる」が理由、日本反発−国連

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000228-jij-int

 【ニューヨーク18日時事】2010年度の国連専門職員の若手採用試験について、事務局が加盟各国に「実施延期」を伝えたことが18日までに分かった。事実上、定期的な採用試験の中止とみなされており、職員数が適正水準に達していない「過少代表」問題を抱える日本などは、公平な採用機会がなくなり、問題解消の道を狭めるとして撤回を求めている。

 国連筋によれば、事務局は7日、10年度の試験「中止」を通達。採用担当者は内部向けの電子メールで「運用に時間がかかり過ぎるため」と理由を説明した。これに対し、日本やメキシコなどが反発。このため事務局は15日、中止でなく「延期」だとの通知を各国に出した

 ただ、延期期間がいつまでなのかなど詳細は不明で、各国の間では実態は中止だとの見方が広まっている。国連筋はこれに関し、試験制度がなくなれば縁故採用の色彩が濃くなり、「職員数の多い西欧の牙城が強固になるだけだ」と指摘した。

たしかに日本は出資額に比べて職員が少ないといわれていた気がします。武力を他国ほど自由に使えない日本にとっては国連での影響力などは重要でしょうから速く問題が解決されて欲しいです。