避難民総数は推定26万人余、LTTE掃討作戦 スリランカ

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200905200017.html

(CNN) スリランカ政府が同国北部、東部の分離独立を目指した少数派タミル人の反政府武装勢力タミル・イーラム解放の虎(LTTE)の壊滅を宣言した問題で、国連児童基金(UNICEF)などは19日、掃討作戦を逃れた避難民が推定で約26万5000人に達したと報告した。

スリランカのラジャパクサ大統領は19日にLTTE制圧を発表しているが、北東部の戦闘地域からの避難民は過去数日間で約6万5000人に上ったとしている

タミル人の避難キャンプは42カ所前後に設置されているという。

制圧を受け、国際援助機関は食糧供給などの人道支援活動を加速させているが、一部の避難キャンプでは自由な立ち入りが認められず、スリランカ政府に善処を求めている国連難民高等弁務官事務所UNHCR)はしている。

LTTEによる武装闘争は1983年7月ごろから本格化。戦闘に巻き込まれた一般人を含め、これまでの死亡者は7万─8万人とされる。

3ヶ月前には
スリランカ内戦:殺し合い、もう嫌…避難民キャンプ・ルポ
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090225/1235576922
で、戦闘地域が取材許可が下りないまま、難民キャンプが反LTTEに利用されたり、難民キャンプに入れる人が政府に恣意的に選ばれている可能性が指摘されていました。LTTEの停戦表明のあと状況は変わっているのかもしれませんが、難民を救うのは大変なような気がします。