イランがレバノンに武器供与の意思示すと、ヒズボラ指導者

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090530-00000012-cnn-int

(CNN) レバノンイスラムシーア派組織、ヒズボラ指導者のナスララ師は29日演説し、同組織と密接な関係があるイランが対イスラエル武装闘争を支援するため防空システムなどの兵器をレバノンに提供する用意があると述べた

レバノン南部からのイスラエル軍撤退9周年を記念したビデオ映像で述べた。ただ、イランはレバノン政府から要請があった場合のみ、兵器を無条件で提供する方針としている。この関連で、ナスララ師は、イランの最高指導者ハメネイ師の名前にも言及した。

レバノンでは今年6月、国民議会選挙が予定され、ヒズボラの勢力拡張が予想されている。ヒズボラはイランのほか、シリアからも支援を受けている。ナスララ師は同選挙でヒズボラ主導の親シリア野党連合への支持を促し、勝利した場合、イランの武器供与でイスラエルに対抗し得るレバノン軍を誕生させることが出来るとも強調した。

ヒズボラは2006年、イスラエルと34日間にわたって武装衝突しているが、多数のロケット弾攻撃でイスラエルを苦しめている。

レバノンのシニョーラ首相らが率いる親米・反シリア派与党を支持する米国のクリントン国務長官は今年4月下旬、レバノンを訪れスレイマン大統領らと会談している。クリントン長官は「脅しや暴力なしで自由、公平な選挙が実施される」ことを期待し、シリアなどをけん制していた。

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ヒズボラは確かにテロ組織認定受けてるかもしれませんが、選挙で議席を得ているわけで、レバノンに武器を売ってはいけないという風に誘導したいんでしょうけど決め手はないようですね。