「イラン、ウラン濃縮活動拡大」と指摘 IAEA報告書

http://www.asahi.com/international/update/0606/TKY200906060040.html

2009年6月6日12時6分

 【ウィーン=玉川透】国際原子力機関IAEA)は5日、イランとシリアの核問題に関する報告書を理事国に配布した。イランに対し、国連安全保障理事会の要請に反してウラン濃縮活動を拡大し、核開発疑惑の解明にも非協力的だと批判。シリアについては核関連施設で人工ウランが新たに検出されたことを明らかにした。

 報告書によると、イランは中部ナタンズの施設で遠心分離器を新たに約1千基増やし、約5千基でウラン濃縮を継続。昨年11月から低濃縮ウラン500キロを新たに製造し、これまでに製造した量は約1.3トンに上る。専門家によると、これは高濃縮ウランにすれば核爆弾1発分に相当する。IAEAは、濃縮活動を緩める気配を見せないイランに対し、監視態勢の強化に応じるよう求めている。

 シリアでは、イスラエルが07年に空爆した施設跡から人工ウランが検出されたが、今回の報告書では「シリアが提供した情報だけでは施設の性質を断定できない」として、さらなる調査が必要とした。

 一方で、昨年首都ダマスカスの施設で採取した環境サンプルからも人工ウランが検出されたと指摘。これについてIAEA外交筋は「シリアに対する核開発疑惑が確実に高まる」との見方を示している。

イラン、核燃料の在庫が増加=IAEA報告
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090221/1235223993
のときは1010キロだったのが増えてますね。IAEAとの関係をクリアにして、普通に発電して欲しいですけどね。