G8の対アフリカ支援、サミット合意の目標額に達しない見通し

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090611-00000114-reu-int

 [ワシントン 11日 ロイター] アフリカ支援団体が11日公表した年次レポートによると、主要8カ国(G8)は、2010年までに対アフリカ援助を2倍以上に拡大するとした取り決めに関し、目標達成にはほど遠い状況にある。

 G8は05年英スコットランドグレンイーグルズで開催された首脳会議(サミット)で、対アフリカ支援を10年までに年間250億ドルに拡大することで合意していた。

 アフリカ支援団体「ワン」の報告書では、08年末までにG8が行った援助額は目標の3分の1の水準にすぎず、09年末までの援助額も目標の半分にとどまる見通しだと指摘している。

 また、不足分の約80%が、イタリア、フランスの援助縮小によるものだという。

 報告書は「G8の中には、設定した目標を達成している国や目標額を超えた援助を行っている国もある。一方で、特にイタリアやフランスが顕著なように、目標に対して非常に不満足な進展しか遂げていない国もあり、G8全体の信頼性を損なっている」と指摘している。また目標に対するこれまでの達成度がはるかに低いことから、G8が取り決めを履行するのは困難な見通しだと結論付けている。

 G8の多くが大型景気対策に巨額の予算を費やしており、対外援助能力に影響が出ている格好となった。

ミレニアム目標↓は国連だから違うんですよね。
2008/01
政府、国際保健協力を推進=ミレニアム目標が中間年−洞爺湖サミットで協議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080102-00000036-jij-pol

 世界の貧困人口の半減などを目指す国連ミレニアム開発目標MDGs)が2000年の国連会議をきっかけに採択されて以来、今年は達成期限である15年までの中間年となる。政府は達成努力を加速するため、特に遅れが目立つ開発途上国の保健対策について北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で取り上げる方針だ。2000年の九州・沖縄サミット感染症対策に指導力を発揮した日本の手腕が再び注目されるが、資金面など課題も多い。

 MDGsは貧困削減や初等教育普及など8つの目標を掲げた。しかし、昨年7月の国連の経過報告では、エイズ結核などの感染症や妊産婦の健康改善、乳幼児死亡率削減といった保健分野を中心に「現状のままでは達成は不可能」との見方が浮上。潘基文事務総長は世界の指導者に「緊急で一致した行動が必要」と訴えた。

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アフリカは支援しなければいけないんでしょうけど、
<ガザ>ハマスアッバス議長、復興を巡り支持争う
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090208/1234105912
でもかきましたが、
スーダンで見た日中の品格
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090207/1234023676

「自分が退職したら国連がいかに無駄遣いしているか本を書く。直接援助ならスーダンはもっと有効に使うだろう」

と無駄があったりするようですが。