国境なき記者団、イラン大統領選の不承認呼び掛け

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090615-00000010-cnn-int

(CNN) 保守強硬派の現職アフマディネジャド氏が勝利したイラン大統領選をめぐり、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部・パリ)は14日、イラン当局による検閲や報道関係者の取り締まりを理由に、各国は選挙結果を承認すべきではないとする声明を出した。

RSFは同日までに、記者4人が当局に逮捕されたことを確認。さらに10人が行方不明になっているという

RSFは声明で、「民主選挙」の条件として「報道機関が自由に選挙プロセスを監視でき、不正疑惑を調べられること」を挙げ、「アフマディネジャド氏の『再選』はどちらの条件も満たしていない」と批判した。

12日に実施された大統領選では中立的な組織による監視が認められず、外国人記者は選挙結果に抗議するデモの取材を阻止された。インターネット上では、当局が英BBCなど外国のニュースサイトや、反大統領派のサイト、ソーシャル・ネットワーキング・サービスSNS)へのアクセスを遮断している。

また、首都テヘランからはCNNのプロデューサー、ロイター通信の記者らが警官に殴られたケースが報告されている。

ちょっと旅行していたので更新滞りました。普通に選挙で勝ったなら素直に喜びたいところですが、
ムサビ氏支持者らの抗議続く=改革派幹部ら170人拘束−イラン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090614-00000055-jij-int

 【テヘラン14日時事】イラン大統領選で保守強硬派アハマディネジャド氏が圧勝したとの当局発表を受け、敗北した改革派ムサビ元首相の支持者らによる抗議行動は13日夜から14日未明にかけても続き、警官隊との衝突が各地で発生した。AFP通信によると、ムサビ氏を支持する改革派の2政治組織に属する幹部ら約170人が拘束された。今後、改革派による抗議が激化する可能性もある。

 アハマディネジャド大統領は13日、再選後初の国民向け演説で、大統領選が「完全な自由選挙」だったと強調、「偉大な勝利だ」と宣言して結果を尊重するよう求めた。

 一方、ムサビ氏は声明で「選挙違反は極めて深刻」と指摘。ただ支持者らに対して暴力行為を自制するよう訴えた。同氏を支持したハタミ前大統領の政治組織「闘う聖職者たち」は声明で、選挙に「大規模な投票操作があった」と主張。選挙結果を無効とし、投票をやり直すよう求めた。大統領選に出馬したカルビ元国会議長ら2候補も、不正があったとして再選挙を要求した。

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まぁ抗議行動があったからといって公平じゃないとは言い切れませんが、アフマディネジャド再選に反対する人が一定数いるということですね。

しかし実際には
改革派候補、選挙結果取り消し要請=平和的デモの継続呼び掛け−イラン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090615-00000012-jij-int

 【テヘラン15日時事】保守強硬派のアハマディネジャド氏が圧勝したイラン大統領選について、改革派候補のムサビ元首相は14日、選挙結果承認権限を持つ護憲評議会に対し、選挙結果を取り消すよう正式に要請したことを明らかにした。

 ムサビ氏はウェブサイトに掲載した声明で、「平和的かつ合法的な方法で全土での抗議行動を続けるよう呼び掛ける」と訴え、あくまで選挙結果の受け入れを拒否する姿勢を強調した。ただ、最高指導者ハメネイ師が大統領再選をたたえて選挙結果にお墨付きを与えており、再選挙などの可能性はほとんどないとみられる

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ということらしいですね。