「拷問され虚偽の供述」 グアンタナモ収容者が証言

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090616-00000006-cnn-int

ワシントン(CNN) キューバグアンタナモ米軍基地に収容されているテロ容疑者が、「米中央情報局(CIA)に拷問され虚偽の供述をした」と証言していたことが、15日新たに公開された公文書で明らかになった。

公開されたのは2007年に開かれた審理の証言記録。米非政府組織(NGO)の自由人権協会(ACLU)が情報公開法に基づいて訴訟を起こし、これまで未公開だった部分を公開させた。

この中で、2001年の同時テロ首謀者を自称するハリド・シェイク・モハメド容疑者は、拷問を受けて虚偽の供述をしたと証言。国際テロ組織アルカイダ指導者のオサマ・ビンラディン容疑者はどこにいるのかと問いただされ、知らないと答えたが、拷問されたため、でっち上げの居場所を答えたと打ち明けている。

また、アルカイダ幹部と見なされたアル・ズバイダ容疑者は、何カ月にも及ぶ肉体的・精神的拷問を受けたと証言。「彼らは私のけがのことなど構わなかった。医師には、私は4度にわたって死にかけたと言われた」と述べている。

同容疑者は2002年にパキスタンで拘束された。銃撃戦で重傷を負っていたが、CIAは傷の手当てを受けさせた後、「水責め」などの過酷な尋問を行った。4月に公開された司法省の記録によれば、同容疑者は2002年8月に少なくとも83回にわたり、水責めの尋問を受けた

【関連記事】
・ 3人を釈放、サウジへ移送 グアンタナモのテロ容疑者収容施設
新疆ウイグル自治区出身の4人移送、米テロ容疑者収容施設から
パラオグアンタナモ収容の中国人イスラム教徒受け入れへ
・米国とパラオが交渉 中国人イスラム教徒の移送問題で
・米本土初のグアンタナモ収容者裁判始まる 無罪主張

水責めの拷問が有効だったのか有効じゃなかったのかについては、
「テロ容疑者への過酷な尋問必要」 ブッシュ前米大統領が講演
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090530/p2
に双方の意見を載せてます。