タリバーン系組織が実行と証言、パキスタンのブット元首相暗殺

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906190023.html

(CNN) パキスタンの首都イスラマバード近郊のラワルピンディで2007年12月27日に起きたブット元首相(当時54歳)暗殺事件で、地元のエクスプレスTVは19日、タリバーン系組織が実行したとの事実を明らかにした。

パキスタン北西部の政府直轄部族地域に活動拠点がある「パキスタンタリバーン運動」を率いるベトゥラ・メスード司令官の側近と名乗るカリ・ブヒタイニ氏が証言したとしている。同氏は最近、タリバーン運動が罪のないイスラム教徒多数を殺害する事件ど起こしていることに反発、司令官から離反したとしている。

同司令官が元首相暗殺の首謀者との見方は事件後、出ていたが、今回の証言が本当ならこれを裏付けるものとなる。

元首相は総選挙に備えた選挙運動を行っている際、殺害されていた。

パキスタンタリバーン系組織は北西辺境州や部族地域に拠点を構築、治安当局などへのテロ攻撃を多発させていた。パキスタン軍は最近、北西辺境州で本格的な掃討作戦を実施、一定の成果を挙げている。次には部族地域での作戦開始を準備しているともされる。

過去記事は、ここらへん
国連の独立調査委設置で協議中と、ブット元首相暗殺事件
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20081227/1230363236
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