世界難民の日 紛争の傷跡、今も コンゴ民主共和国

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090620-00000000-maip-int


アパートの建設現場では、戦禍を逃れた国内避難民の5家族25人が身を寄せ合って暮らしていた。夫と生き別れたカクル・ファイダさん(右から2人目)は将来への不安を訴えた=コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部ゴマ郊外のビンゴンベで2009年6月6日、森田剛史撮影

 【ビンゴンベ(コンゴ民主共和国東部)田中龍士】「落ち着いて暮らせる住まいがほしい」。カクル・ファイダさん(40)はアパート建設現場で、子ども7人と暮らす。20日は「世界難民の日」。

 隣国ルワンダの大虐殺(94年)を機に起きた地域紛争の死者は第二次大戦以降の紛争の中で最多で、コンゴ民主共和国(旧ザイール)の国内避難民も東部2州だけで143万人という。

 ファイダさんも約1年前、自宅を武装グループに襲われ、故郷を離れた。間もなく娘のネイマちゃん(1)が生まれたが、夫(35)とは生き別れた。

 建設現場には5家族が身を寄せるが、アパートは来年6月には完成予定。ファイダさんは「ここにいられるのもあとわずか。どこへ行ったらいいのか」と首を振った。

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 世界難民の日」は00年、「OAU(アフリカ統一機構)難民条約」発効を記念した「アフリカ難民の日」を改め、国連総会で制定された

 コンゴ民主共和国の隣国ルワンダで94年に起きた大虐殺をきっかけに周辺国を巻き込んで起きた地域紛争では、98年8月から約9年間で540万人が命を落としたと推計される。コンゴ民主共和国では02年に武装グループとの和平協定調印にこぎつけたが、現在も東部を中心に紛争や略奪、レイプが横行している。

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難民の日が制定されたからといって、どうという事も無いんですけど、それぞれ与えられた人生を頑張るだけですね。

OAUは新聞検索もあまり引っかからないようですね。
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=OAU+%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%7Cafrica&perpage=100&attr=&order=%40cdate+NUMD&clip=-1&navi=0