米国「テロ警戒リスト」に載る人物、武器購入試み9割が成功と

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090623-00000023-cnn-int

ワシントン(CNN) 米連邦議会の付属機関、政府監査院(GAO)は22日、政府作成の「テロ警戒リスト」に含まれる人物が銃器・爆発物類の購入を試みた際、約90%がこれに成功していたとする議員向けの調査報告書を公表した。

監視リストに載っていても、銃器類の購入を自動的に禁止する法律的な根拠がないのが理由となっている。GAOはただ、リストに含まれている人物が全員、テロ活動に関与しているわけでもないと指摘している

連邦捜査局(FBI)の犯罪者データなどの資料を参考に、2004年2月から09年2月までの期間、計963人の犯罪行動などの背景を探った。調査報告書は、ニュージャージー州選出のローテンバーグ上院議員民主党)の要請に応じたもの。同議員は報告書を受け、司法長官に法律的な抜け穴を埋める対策を要請する見通し。

ただ、全米ライフル協会(NRA)は、監視リスト上の人物に銃所有を禁じるのは、法順守の人間の銃所有の権利を侵害する危険性があると反論。また、リストに間違って入れられた実例もあると主張している。

米司法省は5月、FBIが古いデータを基に数千人規模をリストに入れており、これを削除するよう要請していた。

全米ライフル協会はいろいろと悪名高いですが、政府が作ったリストを堂々と批判するわけですね。っていうか銃が買えるならなにを監視しているリストなんだと言う気がしますが。