アジア銀、パキスタンに5億米ドル融資

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090630-00000006-indonews-int

 アジア開発銀行(ADB)理事会は26日、パキスタンに対する5億米ドルの融資を承認した。経済加速移行プログラム(AFTP)の2番目のサブ・プログラムであるAFTP2ローンと称されるもの

 5億米ドルのうち、ADB特別基金からの1億5千万ドルは貧困層の生計支援に、3億5千万ドルは小麦や電力の価格形成適正化、エネルギーセクターの強化、金融仲介機能強化などを通じての経済安定化に充当される。(09年6月26日のADB発表から)

06/30/2009

なんかパキスタンにはどんどん金を注いでいる気がしますが、経済加速移行プログラム(AFTP)というのはなにかと軽く調べたんですけど、情報見つかりませんでした。

パキスタンへの融資等をまとめてみると、取り上げてないのがあるので新しいのから並べると、
パキスタン国内避難民に3000万ドル追加支援へ 日本
http://www.asahi.com/politics/update/0627/TKY200906270050.html

2009年6月27日10時16分

 【トリエステ(イタリア)=鵜飼啓】主要国(G8)外相は26日、トリエステアフガニスタンパキスタンの外相を交えて会談した。中曽根外相は武装勢力掃討作戦で増加しているパキスタンの国内避難民対策として3千万ドル(約28億円)の追加支援を表明した。

 G8外相会合は2日目の26日午後からアフガニスタンパキスタンをテーマとし、両外相との会談のほか、27カ国・機関を招いた会議も開いた。パキスタンの国内避難民は200万〜300万人に上るとされ、大きな不安定要因となる。日本はすでに食糧支援など約3千万ドルの支援をしてきたが、さらに強化する。

 中曽根外相は8月のアフガニスタン大統領選時に選挙監視団を派遣することを表明した。外務省幹部によると、治安情勢が厳しいことから大規模な監視団派遣は難しく、10人前後になる見通しという。

 中曽根外相はカナダのキャノン外相とも会談。今秋をめどに両国の次官級戦略対話を始めることで合意した。

避難民対策に4百億円余の拠出要請、パキスタンタリバーン掃討
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200905230018.html

イスラマバード(CNN) パキスタン軍が北西辺境州スワート地区などで進めるイスラム強硬派勢力タリバーンの掃討作戦で、国連は22日、戦闘から避難してきた住民の人道支援に約4億5000万ドル(約428億円)以上の拠出を国際社会に求めた。避難民は約200万人に達するとされる。国連によるとこれまで集まった援助金は約8600万ドル

パキスタン支援国会合は最近、同国が直面する経済苦境の克服で数十億ドル単位の拠出を表明しているが、避難民対策での援助金はこれとは別になっている。米英は食糧、テント供与などに充てる追加拠出を既に表明している。

国連難民高等弁務官事務所UNHCR)によると、4月下旬から本格化した掃討作戦の戦闘で自宅などを追われた住民のうち避難キャンプに収容されているのは約20万人のみ。残りは親類宅、学校、地域社会センターなどに逃げ込んでいるとみられる。援助物資配給の遅滞に怒る住民が主要道路を封鎖するなどの抗議行動も起きている

米国、パキスタン避難民に96億円の人道支援 タリバーン掃討
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200905200012.html

イスラマバード(CNN) クリントン国務長官は19日、パキスタン軍によるイスラム強硬派勢力タリバーン系の掃討作戦が続く同国北西辺境州の避難民約200万人向けに約1億ドル(約96億円)掃討の人道支援を実施する、と発表した。食糧援助などに充てる。

米政府は昨年8月以降、パキスタンに総額6000万ドル掃討の援助を実施しているが、1億ドルはこれとは別枠に供与する。長官はホワイトハウスで会見し、国際社会や米国の安全保障のために必要な援助であると強調した。

オバマ米政権は、アフガニスタンテロとの戦いの主戦場と位置付け、隣国パキスタンの政情安定もアフガン軍事作戦の成功を握るかぎと判断している。パキスタン軍は5月初旬から、米国に突き動かされる形で、タリバーン系組織が存在感を増す北西辺境州での作戦を拡大している。タリバーンは2001年末の米英軍事作戦でアフガンの政権を追われている。

1億ドルは食糧のほか、テント、自家発電装置などの調達に充てられる。米国防総省も1000万ドル相当の食糧、飲用水、空調付きテントの援助物資をパキスタンへ空輸する準備を進めている

パキスタンへの非軍事援助額の3倍を提案、米上院外交委
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090505/1241529772

あとちょっと他の地域も混ざりますが、
アジア向けODA、過去最多の8555億円…政府方針
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090423-OYT1T00490.htm

 政府開発援助(ODA)の各国への配分方針などを示す2009年度の「国際協力の重点方針」が23日、明らかになった。

 世界的な経済危機克服のためのアジアの成長力強化やアフガニスタンパキスタンの経済安定のための取り組みを支援することなどが柱だ。地域別では、アジア向けに過去最多の8555億円の供与を目指す

 09年度の重点方針には、
〈1〉対アフリカ支援倍増の着実な実施
〈2〉気候変動対策に関連した途上国の取り組みの支援
〈3〉民間活動団体(NGO)との連携の促進――などを盛り込んだ。ただ、財政難から無償資金協力の伸びが期待できないため、「円借款を積極的に活用する」としている。

 地域別では、アジア向け円借款を08年度実績より約1000億円多い7600億円に増額。無償資金協力の470億円、技術協力の485億円とあわせて、ODA供与目標額は、8555億円となった。

 アフリカに対しては、ODAを12年までに倍増するとした政府の公約実現のため、円借款を前年度から倍増させ、900億円とするほか、無償資金協力、技術協力も増額し、1885億円を供与する方針だ。
(2009年4月23日12時45分 読売新聞)

パキスタン5000億円支援合意 米と連携、主導的役割狙う
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090418-00000109-san-pol

 テロとの戦いの最前線となっているパキスタンの安定化を図る日本と世界銀行が主催するパキスタン支援国会合が17日、都内のホテルで開かれ、今後2年間に総額50億ドル(約5000億円)超の資金を拠出することで合意した。

 会合には約50の国と国際機関が参加。このうち、日米両国は各10億ドル(約1000億円)の大型支援を表明した。中東諸国などが積極姿勢を示したことで、支援額は当初予定の40億ドルを大幅に上回った

 中曽根弘文外相は会合後の記者会見で、「テロ対策に真剣に取り組むザルダリ大統領の誠実な訴えが関係国の胸を打った」と支援の重要性を強調。パキスタンのクレーシ外相は「世界不況に直面する各国が示した政治的、財政的な支援に感謝する」と述べた。

 パキスタンは昨年、原油価格高騰などの影響でデフォルト(債務不履行)の危機に陥った。国際通貨基金IMF)の融資で当面の危機は回避されたが、緊縮財政を強いられている。

 テロ対策で米国から「得意分野でできること」を期待されていた日本にとって今回の会合は、民生部門で積極的に国際貢献する姿勢を内外にアピールする場となった。オバマ米政権はアフガンの隣国であるパキスタンの安定化を重視しており、日本政府は両国への支援を通じて対米関係を一段と強めていきたい考えだ。

 日本が支援国会合の開催を発表したのは3月24日。オバマ政権の「アフガン・パキスタン新戦略」発表の3日前だった。テロとの戦いイラクからアフガン支援に重点を移す米戦略を意識し、発表のタイミングを合わせたものだ。パキスタンIMFの管理下に入った昨年11月以降に具体的な検討を始め、今年になって拠出額を含めた参加国の支援内容を探ってきた。

 日本が米国と同じ規模の10億ドルを拠出することにしたのも、国際社会におけるテロ対策で、米国とともに主導的な役割を果たしていきたいとの思惑があったからだ。アフガン・パキスタン戦略を重視するオバマ政権と役割分担していくことも「同盟関係を維持するメンテナンスになる」(外務省筋)との配慮もあった。

 今回の合意は「長期的取り組みの端緒」(ゲレロ世銀総裁)にすぎず、日本外交が試されるのはまさにこれからだ。(久保田るり子

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まただいぶ昔になりますが、
パキスタン核兵器管理に1億ドル=ブッシュ政権が秘密裏に拠出−米紙
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071118/1195388563
というのもありましたね。しかしなんかここまでくると逆に不安です。