ウイグル暴動 主張は真っ向対立 共産党支配への抗議広がる可能性も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090708-00000517-san-int
 中国当局は7日、150人以上が死亡した今回の暴動を独立派のウイグル亡命組織が計画・扇動したと結論づけた。これは昨年3月のチベット騒乱と同じ構図で、ウイグル亡命組織を「中国人民の敵」と位置づける狙いがある。だが、現地のウイグル族住民は「死者は数百人規模」で「治安部隊がウイグル族に向かって発砲し殺害した」と憤りを強めており、共産党支配に対する抗議行動が各地に広がる可能性をはらんでいる。

 「武装警察部隊は男を裸にし、首を足で踏みつけた。体に傷が少しでもあると暴動に参加したとして連行していったわ!」

 ウルムチ市内南部。ウイグル族の女性数百人が泣きながら一斉に拳を振り上げた。怒りのあまり卒倒した中年女性もいた。周辺一帯で「300人ほどが連行された」という。

 「60歳の女性も殴打された」「無事に家族を帰せ」と、女性たちの抗議集団がデモ行進を始めた。数百人の武装警察官が鎮圧用トラックや装甲車とともに待ち構える。

 「やめろ! 鎮圧の口実に使われる」と、集団の中からデモ隊を制止する声が上がった。しかしデモ隊は武装警察部隊と“衝突”、女性たちは押し戻された。

 これに対し、漢族数千人も「ウイグル族に攻撃された」とスコップや棒を手に市内をデモ行進した。現在、双方の民族は襲撃に備えて“自警団”を組織するなど、市内は緊迫した雰囲気に包まれている。

 「武装警察部隊は足に向かって発砲した。女性に向けても撃った」

 死者156人とする当局に対し、「ありえない。数百人規模で死んだ」とウイグル族の男性たちは憤った。一方で「威嚇射撃だけだった」と証言する女性もいる。

 死者の中に当局の発砲による死者がいるのかいないのかは不明だ。

 「(今回の暴動は)民族問題でも宗教問題でもなく、祖国分裂を目的としたものだ」

 ウルムチ市当局は7日、記者会見を開き、何度も強調した。亡命ウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」が今回の暴動を計画し組織し扇動したという。

 石油、天然ガスが豊富に埋蔵する新疆は中国経済の「生命線」だ。そして分離独立派との戦いの最前線でもある。当局が今後、ウイグル独立派組織の一掃に乗り出すのは確実とみられる。しかし、自治区内で進む「漢族化」と当局の締め付けに対するウイグル族の怒りは、火山のマグマのようにうねり続けている。ウルムチ 野口東秀)

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http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090707/p4

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では中国のいい変化もありましたが、結局強引に結論付けているところなど何も変わってないと思います。でもこうやって中国が内乱で疲弊していく方が日本にとってもいいのかもしれませんけど。日本軽視論もいろいろと出てることですし。