黄砂が13日間で地球一周=九州大など確認、温暖化に影響か

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090721-00000009-jij-soci
 中国タクラマカン砂漠で発生した大規模な黄砂が約13日間かけ地球一周することを、九州大応用力学研究所(福岡県春日市)の鵜野伊津志教授らのグループが初めて確認した。21日、英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に発表した。

 黄砂が巻雲の形成を促し、温暖化に寄与している可能性があることも判明。鵜野教授は「ダスト(黄砂)、巻雲、温暖化の進行の関係は今後の重要な研究課題」としている。

 グループは、コンピューターモデルを使ったシミュレーションや米航空宇宙局(NASA)の衛星からの計測、国立環境研究所の地上レーダーネットワークの計測の結果を総合的に解析した。

 その結果、2007年5月8、9日に同砂漠で発生した約80万トンの大規模黄砂の一部が地上8〜10キロまで上昇。偏西風に乗って北半球を巡り、同月21日に出発地の北方に戻った後も、約5万トンが大気中に残っていた。

 また、運ばれた黄砂が巻雲の形成を促す可能性があることも分かった。巻雲の増加は大気を加熱する作用があるという。

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巻雲はよく分かりませんが、
Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%BB%E9%9B%B2