【09衆院選 海外の目】日露与党 蜜月の終焉 学ぶべき衰退の経緯

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090826-00000568-san-int
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアの政権与党、統一ロシアはこれまで、戦後日本の政権をほぼ一貫して担ってきた自民党のノウハウに強い関心を示してきた。両党は2002年以降、政党間交流を行ってきたが、総選挙での政権交代が確実視されるなか、その蜜月も終わりを迎えつつある

 自民党国際局によると、両党の交流は、統一ロシア側から「自民党の組織や政策立案の過程、党員・人材育成などについて、意見を聞きたい」と連絡があったのが発端だという。統一ロシア長期安定与党を目指し、党綱領の作成などでも自民党のものを参考にしたといわれる。

 もっとも、両党の間には類似性よりも異質な部分が多く存在する

 日本政治に詳しいイーゴリ・チトフ氏は「日本の政治・選挙システムはロシアより成熟しており、明らかに民主的だ」と、政治環境の違いを指摘する。07年のロシア下院選で、民主派は最低得票率(7%)の壁に阻まれ議席を獲得できなかった。下院には共産党以外の野党は存在せず、統一ロシアクレムリンの意のままに動く「操り人形」でしかない

 その統一ロシアも、景気の失速を境に曲がり角を迎えている。今年に入り、同党は、モスクワ北西部のトベリ市議会選で共産党に敗れた。西部スモレンスクや中部エカテリンブルク近郊などの首長選も取りこぼした。

 「中央政界では統一ロシアの時代はまだ続く」(ロシア歴史研究所のキリル・チェレプコ氏)との見方もあるが、チトフ氏は「国民は変化を欲しており、与党はいずれ負ける。問題はそれがいつか、ということだ」と話した。統一ロシア自民党から学ぶべきは、自民党が衰退した経緯なのかもしれない

     ◇

 ■統一ロシア ロシアの現政権与党。2001年、当時の与党「統一」と中道連合「祖国・全ロシア」が統合して結成。国内のすみずみまでクレムリンの意向が行き渡る「権力の垂直化」を目指したプーチン大統領(当時)の肝いりとされる。ロシア下院(定数450)で全議席の7割を占め、08年からは首相となったプーチン氏が党首を務める。

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統一ロシア
プーチン与党、全地方議会選で第1党に
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090304/1236118238
で取り上げましたが、

統一ロシア自民党というと、ロシアにも自民党がいるのでわかりづらいのですが、
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E7%B5%B1%E4%B8%80%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2+%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A&perpage=100&clip=-1&navi=0&attr=&order=_date_
2006年あたりに交流していたというあとがあります。