北朝鮮、政権交代の日本と対話模索か 韓国当局者指摘

http://www.asahi.com/international/update/0902/TKY200909020353.html
2009年9月2日23時36分

 【ソウル=箱田哲也】北朝鮮が日本の政権交代に対し、米国が直接対話に臨みやすい環境を作るためにも南北関係に続き、日朝対話の再開を仕掛けてくるとの見方が韓国政府内で強まっている。

 北朝鮮朝鮮中央通信は総選挙の投開票日翌日の8月31日、「民主党衆院過半数議席を確保し、自民党は大惨敗を喫し、政権が自民党から民主党に移ることになった」と伝えた。最近の総選挙の結果は10日以上後に伝えており、北朝鮮メディアとしては異例の早さだった。

 韓国・統一省当局者は「速報は期待の表れではないか。日本との関係を対話局面に変えて米国の腰を上げさせようとするだろう」とみる。「北は、鳩山代表のアジア重視姿勢には自分たちも含まれる、と日米の離反を図る恐れもある」とも指摘した。

 別の外交当局者は「(衆院で)300議席を超える政権は北にとって魅力だろう。これまでの日朝対話の停滞は、日本の政権の不安定さも要因の一つだった」と語る。

 北朝鮮は9月中旬まで「150日戦闘」として生産力の向上を呼びかけ、国民を鼓舞しているが、「北が当初意図した成果とはかけ離れた結果に終わる見込み」(韓国大統領府関係者)。失政を穴埋めするためにも冬にかけて、日韓などに人道支援を求める可能性が指摘されている。

しかし韓国統一省自身が
対話姿勢の北、でも「核では変化なし」…韓国統一相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090902-00000904-yom-int

 【ソウル=前田泰広】韓国の玄仁沢(ヒョンインテク)統一相は2日、北朝鮮が対話姿勢を見せていることについて、「核問題に対する態度は変わっておらず、根本的な変化ではない」との見解を示した。与党ハンナラ党議員らとの会合で明らかにした。

 玄統一相は、北朝鮮が南北境界の陸路通行制限を解除したことなどについて、「やっと原点に戻っただけ」と述べ、北朝鮮による一方的措置が常態に戻ったに過ぎないとの見方を強調。「北朝鮮に、核問題を真に解決する意思があるかないかによって、南北関係の見当をつけることができる」と述べ、核問題に進展がなければ北朝鮮への経済支援を行わない考えを示した。

 この上で、南北間の懸案について「人道問題を中心に解決していく」と述べ、離散家族再会行事の予定通りの実施が当面の課題との見方を示した。

と核問題ですら変化がないといっているんですよね。拉致被害者とかはどうなるんだという。民主党が変にひよらなければいいのですが。