イラク、対シリア国境に警察部隊を派遣 テロ容疑者送還で対立

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090905-00000012-cnn-int
バグダッド(CNN)イラク政府当局者は5日、対シリア国境周辺に警察部隊を追加派遣したと述べた。数千人規模との情報もある。シリアから越境、イラクに侵入する武装勢力の戦闘員を阻止するための措置

イラクは8月19日、首都バグダッドで起きた財務省、外務省などを標的にした大規模爆弾テロにシリア在住のイラク人2人が関与したとして身柄送還をシリアに要求したが、拒否されている。警察部隊の追加展開はこれに対応したもの

両国関係は送還問題をきっかけに、自国の大使をそれぞれ召還させるなど緊張含みとなっている。

8月のテロ事件では、少なくとも100人が死亡、数百人が負傷。駐留米軍が今年6月末にイラク都市部から全面撤収後では最悪のテロ事件となっていた。

大使召還はこれですね。
2009/08
イラク>駐シリア大使を召還 テロ容疑者引き渡し要求で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090825-00000139-mai-int

 【カイロ和田浩明】イラク政府は25日、約100人が死亡したバグダッドでの連続爆破テロを巡って、関与が疑われる旧政権党バース党の元幹部2人の引き渡しをシリア政府に要求し、駐シリア大使に帰国を命じたと発表した。幹部2人はシリア在住で、イラク国内の情勢を混乱させるためテロを指示したとされる。これに対抗し、シリア政府も同日、駐イラク大使を帰国させた

 イラク政府が引き渡しを求めたのは、モハメド・ユニス・アハメド元幹部ら。同元幹部はフセイン元大統領(06年に死刑)の側近の一人とされ、03年のフセイン政権崩壊後にシリアに逃亡。武装勢力を組織し、イラクでテロ攻撃を行わせた疑いが持たれている。米政府は逮捕につながる情報提供者に最高100万ドル(約9430万円)の報奨金を出すとしている。

 この連続爆破テロを巡っては、イラク当局が23日、攻撃を計画したとされる容疑者の自供ビデオを公表。その中で容疑者は、シリアの元バース党幹部が実行を指示したと「自供」していた

 一方、AP通信によると、イラクアルカイダ系組織「イラクイスラム国」が、連続爆破テロの実行を認める犯行声明をインターネットで発表した。

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これはもう証拠があるといっていいレベルですよね。シリアはイラクやその背後にいる欧米にはとことん反対なんでしょうね。