イラクの天然ガス輸送で合意 バグダッド訪問のトルコ首相

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20091016AT2M1600316102009.html
 【ドバイ=太田順尚】トルコのエルドアン首相は15日、訪問したイラクの首都バグダッドで同国のマリキ首相と会談し、イラクがトルコに天然ガス輸送を始めることなどで合意した。天然ガスはトルコを経由し、欧州に供給される。両国は経済、資源分野などの計40件以上の合意文書に調印。戦略関係の強化を裏付けた。

 トルコのユルドゥズ・エネルギー・天然資源相は「天然ガス輸送計画の第1段階として、イラクから年約80億立方メートルの輸送が開始される」と述べた。欧州への供給が、カスピ海天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶナブッコ・パイプラインを通じて行われるかどうかは明言しなかった

 今回のエルドアン首相のイラク訪問には、大規模な官民代表団が同行。両国間の石油パイプラインや送電網の整備などに関する合意文書に調印したほか、トルコ企業によるイラク復興事業の受注獲得も目指した。 (10:35)

イラクも徐々に普通の国になってきたということなんでしょうか。それとも金融危機のショックから立ち直るため、危険な取引にも手を出さざる得ないと言うことなんでしょうか。

ナブッコの地図ですが、ナブッコを通るか南ルート(サウスストリーム)を通るかと言うのは、ロシア領内を通らないか通るかという違いです。

しかしこの2つルート競合しているのでどちらか一つしか採算が取れないと思うのですが、いまだにどちらにするかもめているようですね。

トルクメニスタンなどもこの争いに巻き込まれているようです。
<ロシア大統領>ガス問題で「和解」…トルクメニスタン訪問
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090914/p4