<フィリピン>MILFと政府 国際停戦監視団再開で合意

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091028-00000061-mai-int
 【マニラ矢野純一】フィリピン南部ミンダナオ島の紛争で、反政府勢力「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」と比政府は27日、和平交渉の仲介国マレーシアで協議を行い、昨年12月以降、活動を停止していた国際停戦監視団(IMT)を再開する方向で合意した。

 合意文書によると、停戦監視や復興開発支援といった従来の監視団の任務に、新たに住民の生活の安全確保の役割も加える。今年7月の停戦合意以降も散発的な小競り合いが発生し、数十万人といわれる避難民が帰還できないでいる。今回の合意は、避難民の安全な帰還と、生活再建を支援することを目的としている。

 活動再開の時期は、正式な和平交渉の場で監視団の任務などを決めた後としている。しかし、仲介国のマレーシアが監視団に、どういった形で関与するのか明らかになっていないうえ、正式な和平交渉の再開時期も決まっていない

 ミンダナオ独立を掲げて武装闘争を続けるモロ・イスラム解放戦線は03年7月、マレーシアの仲介で比政府と停戦に合意し、04年から監視団が活動してきた。日本は比政府の要請で06年10月から、国際協力機構(JICA)の開発専門家を派遣していた。しかし、昨年8月以降、紛争が激化し、昨年12月から活動を停止していた。監視団にはマレーシア、日本のほか、ブルネイリビアが参加していた。

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http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090710/p4
から扱ってませんでしたので、この記事のとおりと信じることにします。