飢餓撲滅、7割増産を=共同宣言を採択−食料サミット

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091116-00000177-jij-int
 【ジュネーブ時事】世界の飢餓問題への対処を討議する国連食糧農業機関(FAO)の食料サミットが16日、ローマで開幕した。会期は18日までの3日間。初日の討議で、世界の飢餓人口の削減に向け、2050年までに食料生産を7割増やす必要があると訴えた共同宣言を採択した。

 討議に参加した国連の潘基文事務総長は「今日の食料危機は将来への警鐘だ」と言明。さらに、「食料安全保障は気候変動の問題と深く関連する」とも語り、環境問題への対処も含めた包括的な対策を講じるよう要請した。

 サミットの共同宣言は、飢餓人口が世界全体で10億人超に達する現状に関して、「受け入れ難いことだ」と強い危機感を表明。各国による飢餓撲滅への取り組みが十分な成果を上げていないとして、「(飢餓人口の拡大)傾向を反転させるため、各国が協調して行動を加速させる必要がある」と強調した。

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たしかに主要国の取り組みは足りないかもしれないですというのも、
主要国首脳の欠席に抗議?FAO事務局長がハンスト

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091112-OYT1T00345.htm
 【ローマ=松浦一樹】国連食糧農業機関(FAO、本部ローマ)のジャック・ディウフ事務局長は11日、世界的な飢餓問題の深刻さを訴えるため、24時間のハンガー・ストライキを行うと宣言した。

 16〜18日にローマで開かれるFAOの「世界食料安保サミット」で主要国の首脳が軒並み欠席する見通しとなり、当てこすりとの見方も出ている。

 ハンストは14日に行う予定。FAOによると、栄養失調状態に陥っている世界の飢餓人口は今年、10億人を突破しており、事務局長は「飢えに苦しむ人たちとの連帯を強調するため」に、世界の有志にもハンストを呼びかけている。

 事務局長はアフリカのセネガル出身。食料サミットには約60か国の首脳が出席する予定だが、主要8か国側は「7月の主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)での飢餓対策の合意をなぞるだけで、首脳が集まる意味がない」(外交筋)との意見が強く、議長国イタリアのベルルスコーニ首相を除いて欠席する見通しだ。
(2009年11月12日10時43分 読売新聞)

と首脳の出席がおそらく特に報じられていないので、無かったのではと思うからです。

またFAOに関してはこんな記事もあります
「新たな封建制」と批判=外国人の土地買収で−カダフィ大佐

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091117-00000004-jij-int
 【ジュネーブ時事】「新たな封建制だ」―。リビアの最高指導者カダフィ大佐は16日に開幕した国連食糧農業機関(FAO)食料サミットでの演説で、外国人による途上国での土地買収の動きをこう批判した。ロイター通信などが伝えた。

 カダフィ大佐「豊かな国がアフリカの土地を買い付け、アフリカの人々の権利を奪っている」と言明。南米地域にも、こうした動きが広がっていくことに懸念を示した上で、「この新たな封建主義と戦うべきだ」と語り、途上国側が対抗措置を講じるよう呼び掛けた。 

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これに関しては
韓国企業に農地無料貸与 退陣のマダガスカル前大統領
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090322/1237698749

ピンチにチャンスを見いだす国:海外から穀物を調達する日本
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090127/1233067526
というのがありました。他の国に関しては分かりません。