イラクでアルカイダ系と旧バース党勢力が結託と、米軍司令官

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091119-00000015-cnn-int
バグダッド(CNN) イラク駐留米軍のオディエルノ司令官は18日、同国のアルカイダ系勢力の動向に触れ、旧フセイン政権時代の与党、バース党の残党と結託を強め、イラク国内で爆弾テロを繰り返しているとの見方を示した。会見で述べた。

アルカイダ系組織はこれまで外国人戦闘員の影響力が強かったが、現在はイラク人が指揮系統を握っているとしている。バース党党員には、アラブ系のイスラムスンニ派が多い

イラクの治安当局者は先に、シリアにとどまる旧バース党員が今年8月と10月、アルカイダ工作員と共謀し首都バグダッドで爆弾テロを起こしたとも明らかにしていた。オディエルノ司令官は、バース党勢力が及ぼす治安上の懸念は消滅していないとも述べた。

同司令官はまた、現有の駐留米軍の規模は約11万5000人と指摘。イラクとの駐留協定に従い、大半は今年8月まで撤収し、全部隊は2011年末まで撤退の予定。ただ、来年1月に予定されるイラク連邦議会選挙の実施法案をめぐり少数派クルド人議席配分の増加を求めるなど波乱要因が生まれており、選挙が予定通り行われるかは不透明となっている。選挙実施が遅れれば、米軍撤退の日程表にも狂いが生じるのは確実となっている。

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http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20091119/p1
というのはありましたが、撤退の日程表にも狂いが生じるのは確実ときましたか。なんか撤退したくないので危機感をあおってるような気がします。