ブラジル「独自外交」 核問題でイラン擁護 欧米と一線

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091125-00000057-san-int
 【ニューヨーク=松尾理也】ブラジルのルラ大統領は23日、イスラム共和制下のイランの指導者として初めてブラジルを訪問したアフマディネジャド大統領と会談を行った。核問題をめぐりイランと米欧との緊張が高まる中、ルラ大統領は「公正でバランスの取れた解決策に向けた努力が必要だ」と、イランの主張に一定の理解を示し、米欧とは一線を画した「独自外交」へ進む意欲をにじませた。

 ロイター通信などによると、会談後の共同会見でルラ大統領「国際的な合意に明確に従うのであれば」との条件付きで、イランの核の平和利用の権利を完全に尊重すると強調。イラン核問題をめぐる米欧の主張に配慮しつつ、イランを擁護した。

 ブラジルはこれまで繰り返し、イランに対する制裁への反対を表明している。

 ルラ大統領は9月に行われたフランス通信(AFP)のインタビューで「イラク戦争に賛成した指導者たちは、化学兵器がなくてもなぜ攻撃したかをいまだに説明できないでいる。同じようなことがイランに対しても起き始めているように思う」と米国を中心としたイラン批判の根拠に疑問を呈してみせた。

 会談に先立つラジオ演説でも「国際社会はイランを孤立させてはならない。むしろ関与を深めるべきだ」と述べるなど、イランとの対立を深める米欧とは異なった路線をめざす姿勢を明確にした。

 もっとも会見では、アフマディネジャド大統領の方に向き直り、「公正でバランスの取れた解決策を求めて、関係国との協議をさらに進めるよう希望する」と、イランに妥協を迫るパフォーマンスをみせるなど米欧への配慮も忘れなかった

 これに対しアフマディネジャド大統領は、低濃縮ウランの国外再加工計画の受け入れを事実上拒否する従来の主張を繰り返し、核問題ではかたくなな姿勢を崩さなかった。

 一方、ルラ大統領は今月、イスラエルのペレス大統領、パレスチナ自治政府アッバス議長と相次いで会談。ブラジル・サッカー代表チームにイスラエルパレスチナ合同チームが挑戦する親善試合の構想を披露するなど、「外交大国」として中東地域への影響力増大に意欲を示した。

 こうしたブラジルの姿勢に対し、対中南米外交に詳しいエリオット・エンゲル米下院議員(民主)は英BBC放送に「イランに正当性を与えるような行動は深刻な過ちだ」と批判するコメントを寄せた。

 アフマディネジャド大統領はブラジルに引き続き、ボリビアベネズエラと反米姿勢を取る両国を訪問。狭まりつつある国際社会の包囲網になんとか風穴を開けたい考えだ。

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ブラジルの言うことはもっともだと思います。
イラン、中国が最大貿易相手国に
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070904/1188939759
とあり、日本が抜かれて中国が最大の貿易相手国になったので、日本はまだ2位だと思うのですが、その割にはもっと意見を言ってもいいと思うのですが。