沖ノ鳥島・南鳥島に港湾施設、海洋資源拠点に
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091201-OYT1T01193.htm
政府の総合海洋政策本部は1日、日本最南端の無人島の沖ノ鳥島と最東端の南鳥島に港湾施設を整備する方針を決めた。両島周辺の海底は、メタンハイドレードや希少金属などのエネルギー・鉱物資源が豊富に埋蔵されていると見られており、両島をこうした海洋資源の調査・開発拠点として活用することが想定されている。
南鳥島に関しては港湾施設整備を前提とした調査は終了しており、来年度以降に測量などの着港準備を進め、5年後の完工を目指している。沖ノ鳥島については島周辺の調査を開始し、港湾整備の可能性を探る。
中国は沖ノ鳥島を「岩」だと主張しており、政府としては同島に港湾を整備して海底資源や周辺海域の漁業、気象観測の拠点として活用することで、日本の主権を明確にし、海洋権益の確保を図りたい考えだ。
(2009年12月1日21時47分 読売新聞)